迷産品ガイド(後編)

市川 篤


 さて、実はどなたも待っていなかったのかも知れませんが、一応お待ちどう様ということで、前回の続きをお送りします。
 東京工業大学の鉄道研究部にいた頃も今も変わらないんですが、この手のものを書くときってのは、原稿締め切りが近づいているにも関わらず、まだどんなものかよくわからない食べ物類が家にワラワラしている状態なんですねえ。それで、瀬戸際の日曜日に一日かけて味見し、半ば気持ち悪くなりながらまとめるってパターンがお決まり。今回の終盤部分についても、長野オリンピック観戦ついでに仕入れてきたものを、帰ってきてから2週間で急遽追加したってな事情がありまして、恒例の事態となりつつまとめたという次第です。
[ 地域別索引 ]

101: 氷柱羊羮(鷲敷町)

 裏山には氷柱(つらら)のような鐘乳石を携えた鐘乳洞があるという徳島県は鷲敷町の氷柱観音。この氷柱観音の市で売っていた羊羮が評判になり、客がいつしか氷柱羊羮と呼び始めたのがこの名の起こりとか。
 「’95るるぶ徳島」には、客の中にはクーラーボックス持参で買いこんで行く人までいるとあり、私は密かに期待して店へ。読んでいる皆さんも、もしかして品名から一瞬期待したかもしれないけれど、残念ながら、ガチンガチンのアイスキャンディーみたいな羊羮とはなってはおらなんだわ。川崎大師名物の「くずもち」のように三角切りされた水羊羮というのが、その正体。そういう形態なら冷やすのは当たり前か・・・。
 10個入りで800円。国道195号線沿いの津田千寿庵という店で製造販売している。評判になるだけあって、確かにおいしい。

102: 魚せんべい(高松築港)

 高松築港駅脇の「コトデン築港店」で販売。確か500円(税別)から買えるはず。
 瀬戸内海の新鮮な小魚、えび、小タコ、イカを、そのままの姿で押し絵のように加工し、せんべいの表面にベターッと貼り付けているシーフードせんべい。せんべいは楕円形。貼り付けているモノによってもせんべいの大きさは違うが、小魚たって体長20cm以上のものが使われているから、いずれにせよ、ちとデカい。特にタコのせんべいなんぞ、ノペーっとしたやつがかなり面積食っているもんだからして、インパクトが強い。
 味はかなり濃ゆいので、一度に何枚も食べるようなものではない。箱詰めされているとはいえ、薄いため、これを買って3日後に家にたどりついてみると、ブツはかなり割れてしまっていた。

103: 青のり羊かん(日和佐)

 日和佐駅の売店にて販売。
 江ノ島の「のり羊かん」と似ているのではとも思われがちだが、こちらのは「青のり」ってことで、色も味も全然違うのでご注意!見るからに「青のり」が点在しているとわかる緑色(そんなに深い緑じゃない)をしており、味も「青のり」の味。「羽二重海苔」ともいわれる、日和佐の「青のり」(昔は、阿波城主の蜂須賀侯にも献上していた。)を使用。
 うん、まずくはないなという食後の感想を持ちつつ、羊かんの箱を眺めていたら、なあんと、「第十八回全国菓子大博覧会大臣賞受賞」だと。

104: Calカリン(海部)

 魚のかりんとうである。一袋に70g入って200円。
 とにかく「かるい」お菓子で、今まで「迷産品ガイド」で取り上げた中では、「トーフリッチ」についで腹にたまらんと思う。
 まあ、何を使って作ってあるのか、味からは判断できないんじゃないかと思える無難な味なのだが、原材料には「魚肉」のみならず「青のり」という表示もあった。先程の「羊かん」と異なり、見た目からも味からもそれとわからんのでつまらん。
 製造者は牟岐町の「水産加工クラブ」の「古川さん」て方だそうだ。

105: チョコタコ(牟岐)

 駅前の小さな店で作ってくれる。チョコ入りのタコ焼きってことで、略して「チョコタコ」。7個200円だから結構安い。
 安いタコ焼きってことで話が脱線するけれど、私が全国色々旅してきて一番安いと思った普通のタコ焼きは、琴平駅近くの店で売っている15個300円てやつである。駅を出て左の方に進み、踏切(最初の踏切だったかどうかは忘れた。)を渡ってすぐの店だから、琴平のYHなどを利用する場合に、せいぜい使ってやって下さい。
 で、話を元に戻すと、まず、このタコ焼きの内容物、タコ,コンニャク,ネギ,チョコのかたまりといったもんで占められていて、なかなか面白いんだが、外見上は普通のタコ焼きと一緒。特に、削り節と青ノリなぞが乗っかっちゃって、その上から普通のタコ焼き用ソースがかかっているあたりなんかねぇ。
 でこれがまた、意外にチョコとソースがマッチしているんだから不思議。他に色々なものを入れてごまかすといった変な小細工は必要ない味です。これって、コンニャク入れているところも珍しいなあ。

106: ひじきせんべい磯日和(牟岐)

 牟岐駅のキオスクで売っている。2枚入りの袋が16袋で800円。徳島県観光みやげ品振興会の推奨品。
 原材料は小麦粉,砂糖,卵,膨張剤,ひじき粉末ってことで、注意して見てみると、せんべい表面に「ひじき粉末」とおぼしき黒いものが見て取れる。また、これも十分に気を付けていると、ほんのり海草っぽい香りがしているような気もする。
 ようするに、単にその程度。何のせんべいだかわからずに食べると、結局そのまま、まあ普通のせんべいだなあってことで終わっちゃうと思う。

107: ふしぎな珍味(もみじ川温泉)

 徳島県の相生町にあるもみじ川温泉の1階売店で販売。カプセル5粒で500円だから、結構高価。正式な品名は、「ニンニク、卵黄油、スッポン、酵母の混合発酵食品」というらしいが、袋の表には「ふしぎな珍味」と書いてあるから名前はこっちを採用した。主原料は、いわずもがなである。
 平成7年秋に購入したが、賞味期限は「平成11年7月31日」ということで、4年も先。これに対して、商品の説明書きには、「高温多湿は避けて下さい。長期保存が可能です。(3~5年)」とあり、「3年しか持たないかも知れんのに、何故それより賞味期限が長い?」と、こちとら考えちまう。
 使用方法としては、「食品ですから一日に1~2カプセルを目安にして下さい。そのまま飲まれても料理に入れてもよろしいです。(例)みそ汁等に入れますと不思議と一日楽しく健康です。」と、これまた怪しい書き方がされている。「この珍味は朝飲んだら夜、夜飲んだら朝、とにかく早いふしぎな珍味」という記載に至っては、「?(ハテナ)」爆発。一体、何が「早い」んじゃ?
 徳島県板野郡松茂町のヘルシー興業有限会社というところが製造者なんだけど、フリーダイヤルの番号や受付時間まで書いておいて、「商品に関するお問い合わせはハガキでお願いします。」ってのは何なんでしょ?そもそも、書いてある受付時間もかなり変。「午前6:00~9:00 午後8:00~11:00」だって。もっぱら夜中に動いている会社なのか、個人的に副業としてやっている会社だから昼間は活動出来ないっていう意味なのかはよくわからん。
 年末に風邪気味になったので、「ほんとに、明日は不思議と一日楽しく健康になるのかいな?」と思いつつ開封し、1粒取り出したのだが、カプセル入りだったので思わずそのまま水で飲んでしまった。従って、味はまったくわからず。翌日は、別に「不思議と一日楽しい」わけではなかったが、風邪の方はおさまった。
 てなわけで、珍味を味わい損ねた私は、しょうがないので、日を改めてもう1粒勝負!今度は文字どおり食べてみたら、「う~ん、にんにくが強烈だよ~ん!」という珍味であることが発覚。まあ、原料からみて予想の範囲内ですな。

108: いもねェちゃん(川越)>

 芋で有名な川越にあるサツマイモ資料館、ここの1階が全国の芋製品を集めた売店となっていて、してもって、この水戸の「いもねェちゃん」もここで売られてたってわけ。歴史の教科書とか見ると、東北地方の貧乏な農家が「娘売ります」なんて張り紙出している昔の写真が載ってたりするけれど、そういう人身売買じゃなくてだ、乾燥芋50gというのがこれの正体。1袋150円(税別)。
 柔らかくておいしいけど、単なる干しいも。つまり、名前が変なだけなのだが、パッケージに印刷された「いも持ってご機嫌なねェちゃん」の絵なんかも、ほのぼのしてて実にいいので、機会があったらご覧あれ。

109: 甘口いちごスパゲティ(いりなか)

 類稀なる強烈な味。「ムーンライトながら」の前身である165系375Mで名古屋にたどり着いてから時間もまだそんなに過ぎておらず、睡眠不足が崇って体調不十分ではあったとはいえ(前置きが長いぞ~!)、さしもの私でも、3分の1食べたところでダウンしてしまった。
 結構でっかい皿に、店のマスター特製の甘いいちごソースで炒めた赤いスパゲティの麺がてんこもり。湯気を立てているその上は、生クリームといちごとキーウィでもってデコレーションされている。
 出された当初は、見た目には奇麗。繰り返すけど、あくまでも、見た目に限ってのこと。で、しばらく見ていると、だんだん上の生クリームがスパゲティの熱で溶け、デロデロ化が進んでいくのがよ~くわかって、気持ち悪さ倍増すること請け負いである。
 味?聞いちゃいけませんぜ、そんなこと。ただでさえ、3分の1でダウンしましたって言っているのに・・・。まあ、溶けた生クリームと甘いスパゲティの麺との相性ってのはひどいもんだというのが、私がダウンした一番の原因かな?(相性を議論する以前の問題だって方が的を得ている。)
 名古屋市営地下鉄鶴舞線いりなか駅から南山大学方面への道を歩いていき、南山大学へは左折という表示のある交差点で逆に右折して進んで行くと右手にある「きっさマウンテン」で、750円で食べられる。
 食えるもんなら、全部食ってみて。ただでさえここのスパゲティの量は、店の名前の通り、山のようなんだから。お陰でかかる喫茶店が、名古屋での私の行きつけの店になりつつある今日この頃だったりする。
 ちなみに、1人1品は注文せいというのがこの店の規則だから、行くならそのつもりで。メニューにはこの他にも、甘口抹茶小倉スパゲッティ(これもスゴそ~。)とか、玉子とじスパゲッティとかいった文字が並んでますから、ここって勝負するには事欠かない店です。

110: 竹輪まんじゅう(徳島)

 製造元は徳島県の那賀川町の八ツ橋製菓で、ガイドブックによるとJR阿波中島駅から徒歩10分だそうだ。5本400円から。徳島駅前のそごうや沖洲マリンターミナルの売店でも販売。
 本物のちくわの製法と同様、竹串に巻いて炭火でじっくり焼いて作ったまんじゅうなので、見た目は竹輪にかなり近い。中は白餡で、外側は小麦粉に餡を練り込んであり、それにさらに玉子を塗り、炭火であぶって作っているそうだ。
 買って帰って、賞味期限ぎりぎりに食べたら、小麦粉に餡を練り込んである外側の部分がパサパサしてしまっていた。

111: さつまいもキャラメル(川越)

 鹿児島市のセイカ食品株式会社が作っているお菓子だが、これまた、川越のサツマイモ資料館に売っていた。
 口の中に入れていると、やがてずるずる崩れてくる、とてもやわらかいキャラメル。さつまいも,水飴,砂糖,煉乳,バターを原料にして作ったキャラメルにオブラートが被っている。
 味はさつまいもの味そのもの。普通のキャラメルのような味ではない。14粒入りで100円(税別)。とても美味しい。

112: マンガ川越の歴史(川越)

 「知っておきたい競馬と法」(大蔵省印刷局発行)など、これまでにもいささか変わっていて、「迷産品ガイド」の中で取り上げたい本ってのはいくつかあったが、いずれも全国的に販売されていると思われる本であり、御土産に出来るような地域色豊かな本ではないって理由で、いずれも掲載は見送ってきた。で、そんなこんなで時は流れ、川越でようやく載せられそうかなっていうこの本に巡り合ったのは、私が東工大鉄研をとうの昔に追いだされた、平成8年1月6日のことであった。
 埼玉県書店商業組合川越支部が平成6年の暮れに作った本で、川越支部の加盟店にて1000円で発売。全部で216頁。ここまでローカルで質の高い学習漫画ってのも珍しい。
 脚本を川越の児童文学作家が担当しているってだけあって、ストーリーの運び方は、大人にはちょっと抵抗ある部分も見受けられるんじゃないかと思う。しかし、監修を大護先生という川越の歴史に関しての第一人者が担当し、川越市立博物館もバックアップしているだけに、内容は充実。漫画は浅見裕子って人が担当している。まあせっかくだから、ここでちょっと中身を紹介してみよう。
 まず、出だしの部分は、小学校4年の社会科で川越の歴史を学ぶことになった蔵づくりの旧家の子(設定が「いかにも」って感じですねえ)で主人公の亮太と、最近九州から転校してきた小江(多分、「小江戸川越」を意識してつけた名前でしょう。)が、一緒に宿題のレポート作りをしようってことで、川越市立博物館に行くところから始まる。で、相談した相手である館員の河部陽平(28歳,独身←漫画の進行上、全く意味がない。モデルの人物がいるんだろか?)ってのが、何故かタイムマシンや念波着替杖や透明マントなんてもんを発明(・・・?)しておって、原始時代から順を追い、主人公達3人が歴史を旅することになるって寸法。物語の中では、秩父重綱(平安時代の実在人物。名前からして、いかにも地方色豊かな感じがするでしょ?)の館の中にいきなり主人公達がタイムスリップしてきて捕まり、今とは言葉が違うはずなのに、そのまま現代語で会話のやりとりをするなど、無茶は随所に見受けられる。が、まあ、そういう川越の歴史の舞台に主人公達が飛び込んでいく展開ってえのが、この物語のお約束になっているんで、多少抵抗はあっても、それなりのまとまりってもんはあると認められます。
 高校で学んだ日本史では、川越について特になにか聞かされた記憶などないので、内容はほとんど初めて知ることばかり。全体的に面白いけれど、個人的には、日本三大奇襲戦の一つである「川越夜戦」(他の2つは、桶挟間の戦いと厳島合戦である。)の章が一番印象深いっす。
 この戦いってのは、川越城を包囲していた上杉・古河公方連合軍8万5千に対し、わずか8千の軍勢で川越城の救援に来た北条氏康が仕掛けたものなんスけど、川越城は氏康が来るまで相当長い間の兵糧攻めにあっていて、その時期には、そろそろ食料も尽き城の軍勢が玉砕覚悟で城を飛び出して来かねない状態だったわけ。だから氏康としては、そんなことが無いよう、戦いを仕掛けるに先立って、夜戦を仕掛ける旨を河越城に伝えたいってことで、弁千代って少年を包囲されている城に伝令として送ったんだわさ。まあ、失敗は目に見えていると思うのが普通でしょうね、この場合。しかしこの弁千代、見事に城に潜りこんじゃったもんだから、夜戦では氏康軍と連絡を受けた川越城守備隊が時を同じくして連合軍に攻め掛かることができ、北条勢が大逆転勝ち。
 日本史好きの私の個人的趣味が目一杯入った紹介になってしまったが、とにかく歴史なんてどう転がるかわからんということを実感させる内容の本である。前述したように、土産にできる漫画ということが重要。

113: 蜜姫かいどう(みなかみの森)

 水上駅から2kmちょっと、私が石打丸山へスキーに行く途中、何を血迷ったか荷物担いだまま歩いて出掛けてしまった「みなかみの森」(トリックアート美術館なんかがある)にて、250g入りパックで520円にて販売していた。「深山の味」とあるとおり、都会の会社が販売しているのではなく、月夜野町の会社が販売。
 砂糖や漂白剤は使っているが、多分、「干しさくらんぼ」という表現で当たっているんじゃないかと思う。白っぽい干し葡萄と見た目は色も大きさも同じようで、非常に紛らわしいんだけれど、味は干し葡萄みたいに甘酸っぱくなく、甘甘いって感じ。よくフルーツケーキなんかに使われる、大きめさくらんぼの砂糖漬けとさほど変わらないといってしまえばそれまでだが、この紛らわしさに加え、普通理解されっこないのに「姫かいどう」って具体的に名前を出してきている点が気になって載せた。

114: 柿チョコ(越後湯沢)

 越後湯沢駅の改札出た辺りの売店を注意深く探してみると、1袋125g税抜き200円で売っている。
 「柿チョコは、カリポリおいしい柿の種と、甘い香りのおいしさ・チョコレートとの素敵なミスマッチ。」なんてことが書かれているとおり、柿をチョコレートに入れたんじゃなくて、柿の種をチョコレートでコーティングしてあるというのが、この実体。米どころの新潟は柿の種もうまいというが、製造元は、その新潟は長岡市にある浪花屋製菓株式会社。原材料としては、砂糖,カカオマス,ココアパウダーなんてものと並んで、米,醤油,唐辛子というものも記載されてて、異様といえば異様。これって、原材料だけ教えてどんなお菓子か当てさせるクイズをやったりするときに、いいかもしれない。
 さて、そんなわけで、これは唐辛子と醤油とチョコレートの味が同居するはずのお菓子なんだが、唐辛子はかなり抑えているとみえて、普通の柿の種のような辛さの残りが全然無い。醤油も隠し味的存在で、もっぱらチョコレートの味が支配的。

115: うつぼちんみ(宍喰)

 100g500円で、袋に密封されている。地元の「ぬしま鮮魚」が発売元。駅から海部方面に向かって高架脇の道を歩いて行き、車道に出たら右折、すぐにスーパーがありますから、入って探してみましょう。魚売っている辺りに、変なもんがあるのがそうです。
 刻んだ状態の干しうつぼをみりんと醤油と砂糖で味付け。すでに原形はとどめていないが、黒地に細かくまだらがかった皮の模様がうつぼの名残をとどめているか? なんだか知らんが、やけにパリパリで香ばしくもある。みりんの味が支配的で、どの辺がうつぼの味なのかはさっぱりわからん。汗と努力で、ものすごい味をみりんの背後に隠し切ったのかもしれないけれど、本当のところはわからん・・・。
 この程度なら、お土産に買っていっても許容される範囲だと思う。

116: とうふのみそ漬(水上)

とうふのみそ漬
 東洋のチーズって書いてある(なんか包みに)んですけど・・・。
 で、食ってみると、舌触りなんかは確かに似ていますねえ、うん。酒の肴にいいかもしれんという点もチーズと共通するけど、味は案の定全然違う。これはもっぱら日本酒向けか?とにかく味噌が染み込み過ぎて辛い辛い!
 みなかみの森にて930円で販売していた。

117: ちょぼまる忍法からくり餅(日光江戸村)

 誰なんだ、この「ちょぼまる」ってのは!?どなたかご存じ?何にも説明書きがないんですけれど・・・。
 パッケージの袋の表には、この「ちょぼまる」らしき黒頭巾の忍者が印を結んでいる絵と、黒猫の顔が「ちょぼまる」らしき人物の頭巾の上から出ている絵と、「ちょぼひめ」とかいう人物が餅を食っている絵が、落書き程度に書かれている。これを見るに、・・・やっぱりどんな設定なのかは全然わからんわ。
 この中身は即席きなこ餅で、安倍川餅のような味がする。1袋に乾燥餅が6個入って、400円。日光江戸村の中の露店で販売している。
 水(お湯は使うなとのこと。溶けちゃうのかな?)を備え付けの水皿の水切り口まで入れ、餅をその中に数秒間漬け、水を充分吸わせればあら不思議、あっという間に餅は柔らかくなる。んで、備え付けの「きなこ」をかけて食べてみると、先程までガチンガチンだったのがウソのようで、全然違和感なく食べられる。即席だってのにやたら美味しいんですけれど、これ。
 これはすごいと思って原材料をチェックをしてみたら、「もち澱粉」などと並んで「食物繊維」の文字。ということは、この繊維でもってスポンジ状態を形成し、このような「からくり」をなしえていると解すればいいのか? あまり知られていないが、東急ハンズなどの非常食売り場でも実は似たようなものは売っているから、わざわざ日光江戸村まで行かなくっても、この新鮮な驚きを体験することは可能かと思う。また、松本駅周辺でも磯辺巻きバージョンの類似品を売っているんで、こちらも機会があったらお試しあれ。

118: 田原姫(たはらめ)(「道の駅」伊良湖クリスタルポルト)

 あさりのせんべい(品名は「あさりせんべい」)とお花のせんべい(品名は「お花畑」)の詰め合わせで、1箱1300円。「あさりせんべい」は1袋3枚入り、「お花畑」は1袋2枚入りで、それぞれ4袋ずつ入っている。
 「あさりせんべい」の方、味見のつもりで1枚食べたら、「デリシャス!うまいっ!」っとばかり(せんべいに「あさり」のダシが利いている?)、味の解析を忘れてバリボリ止まんなくなってしまった。こうしてふと我に返ると、1袋に入っていたはずの3枚すべて、後かけらもなくなっていて、「さて、どんな味だっけ・・・?」と肝心の味の方も忘れかけている始末。
 「白ヤギさんからお手紙着いた 黒ヤギさんたら
  読まずに食べた 仕方がないのでお手紙書いた
  さっきの 手紙の ご用事なあに 」
 と、思わず思い出したこの歌。
 あ~あ、遂にここまで食い意地が勝るようになったか・・・。オワっとるな、最近。しょうがない、もう1袋いくか!
 「黒ヤギさんからお手紙着いた 白ヤギさんたら
  読まずに食べた 仕方がないのでお手紙書いた  さっきの手紙の ご用事なあに 」
 ・・・いい加減にしろ!!
 というわけで、「あさり」の方は全部食ってしまったので、え~~~っと、次に「お花畑」の方であるが、こちらはドライフラワーがせんべいの表面にピッタンコしているってやつ。花自体の味ってのは、ほとんど感じませんです。彩りは奇麗だけどね。

119: 電照菊えびせんべい(渥美“花の村”)

 小ぶりな海老の乗っかったエビせんの上に、黄色い菊の花びらががちりばめられている。えびせん自体はかな~り口当たりが軽い。えびの風味はせんべい自体にそんなに無く、乗っかっている海老自身に風味の面では頼っている感じ。菊の風味は海老の風味の影に隠れててようわからん。
 14枚入りの1箱が721円。

120: 岡女男面茶(「道の駅」伊良湖クリスタルポルト)

 「形は悪いがいい味です」というお茶(深蒸茶だったけな?)で、「松」と「竹」の2種類があった。「竹」の値段は720円、「松」の方は1000円超えてたけど詳細は忘れた。
 形が悪いといったって、それってお茶っ葉のことだろ?お茶入れるのには全く関係ないし、普通いちいちそんなもんはチェックしていないと思うんだがねえ・・・。
 私が買っていったのは「竹」の方。そのためかもしれんが、こちらは際だっていい味とはいえんようだ。

121: ドライ納豆(宇都宮)

 甘納豆の変形物ではなく、いわゆる普通の納豆のドライ化物。栃木県の河内町下田原のあづま食品株式会社が販売元。カレー味とからし味と塩味の3種類があり、それぞれ各220円であった。宇都宮駅改札近くの売店(改札内)で販売してた。
 パリポリ納豆と化していて、納豆の風味はそのまんま。だから、納豆の粘り気だけが苦手という場合を除いて、納豆嫌いの人は食わない方がよいかも。
 からし味だと本当に辛いが、カレー味の方は比較的無難な味。カレー味の方の原料としては、カレー粉の他、食塩、醤油なんてものも入っており、こっちはカレーの味が強く出ていないのがいいのかな?
 「ドライ納豆は納豆菌を生かした未来食品です」と袋には書いてあったが、これが一般に受け入れられるのはいつの日か?私はそんなに気にならなかったが、人によっては後味が「ひゃ~!」だという感想であった。(ということで、直ちに店頭から消滅するのではないかと予想されます。)

122: トマト羊羮(伊良湖フラワーパーク)

 1本410円の真っ赤な羊羮。観光農園なんかじゃ、ボッたくって500円以上の値段で売っておったから、勝負するなら注意すること。
 赤色になるような添加物は予想に違わず使用されているが、パッケージの原材料を示す欄には、一応「トマト」という文字も記載されている。トマトの味ってのはしないんだけれど、少々羊羮にトマト独特の青臭さが感じられる点で、辛うじてただの色付き羊羮とは相違しているものと認められるかな?

123: メロン羊羮(伊良湖フラワーパーク)

 1本410円の真っ緑な羊羮。観光農園なんかじゃ、ボッたくって500円以上の値段で売っておったから、勝負するなら注意すること。
 緑色になるような添加物は予想に違わず使用されているが、パッケージの原材料を示す欄には、一応「メロン」という文字も記載されている。メロンの味ってのはしないんだけれど、少々羊羮に・・・。
 う~む、トマト羊羮の文章を利用して、無理を承知で出来るだけ手を抜こうとした(『むちゃだけど 意味は通じる 「真っ緑」?』 )けど、ここらで限界だな。まあ、メロンの香りはついているんだけれども、トマト羊羮とは違ってこっちは香料使っちゃっているんで、はっきりいって、メロンが入っていようがいまいが最早関係無いってな状態。しかし、香りが付いているってことで、辛うじてただの色付き羊羮とは相違しているものと認められるかな?

124: はすの実羊羮(伊良湖フラワーパーク)

 410円の白い羊羮で、はすの実の断片らしきものがところどころに入っている。
 はすの実は体にいいけれど高価ってことで、こんな値段でまともに作ったら赤字であろう。はすの実の風味は一応あるけれど、白いんげんがかなり混ざっているんではないかという評判。まずくはないけどね。

125: 山ぶどう羊羮(通洞)

 足尾銅山観光の売店で、1本600円で販売。品名は「山ぶどう羊羮」だが、羊羮に入っているのはブルーベリーである。(ブルーベリーが山ぶどうとは知らんかった!)
 足尾銅山観光は通洞駅から徒歩5分の場所にある。僅かな距離ではあるが、トロッコ列車を使って入坑する仕組みとなっており、これに乗るためだけにわざわざここに出掛ける人も、いるとかいないとか(私だ、私!)。が、通洞の駅に降り立ち、駅から直接ここに向かってしまうと、実は損。まずは、駅のすぐ傍の観光案内所で、入場料が3割引きとなる割引券を頂いてから出掛けるってのが正しい行き方である。足尾銅山観光の脇には、古河鉱業株式会社が設置した足尾銅山観光資料館などもあり、ついでにこの辺を見てくるのもいいのでは?
 さて、羊羮の方に話を戻そう。
 この羊羮、甘さをかなり抑えてあって、ブルーベリーの味を生かしている。日光市の平成物産株式会社という、いかにも最近設立したような名前の会社が作っている。あっさりしているので、ついつい食べ過ぎてしまうという恐れあり。

126: 野いちご羊羮(通洞)

 「山ぶどう羊羮」と販売場所、値段とも同じ。
 色はどよんとした苺色。「山ぶどう羊羮」同様にあっさりした味で、仄かに苺の香りがする。

127: フルーツパフェ鉛筆立て(郡上八幡)

 1つ1500円。サンプル工房という、食品サンプルを作っている店で売っている。
 ここの店ってのはなかなか面白くて、売り場と仕事場が直結してしまっており、なかなか普段見れないサンプル作りの工程なんぞを眺めつつ(職人さんが作業してます)、品定め(といっても、そんなに品数ないけれどね。)ができる。陳列品の中には、あまりに似過ぎてお売り出来せんてなものもあるから、是非一度、何かの折があったら寄ってみてやって下さい。
 で、そんな陳列品の中でも、ちゃんと売りに出されていて、値段的に手頃であって、数少ない実用的なサンプルであるということで、私が一番気に入ってこおてしもたのが、この「フルーツパフェ鉛筆立て」。これが本当に値札んとこに書いてあった名称かどうかは、記憶が定かではないが、これに近いことが書いてあったことだけは確かだから、まあいいや。
 ブツは、お上品な分量のフルーツパフェとなっており、パフェの上部に飾られている果物は、いちご、キーウィ、さくらんぼ、みかん及びパイナップルである。この中でも、さくらんぼとみかんは、なかなか感じが出ており、また、いちごについても努力の跡が認められ、これはこれでそれなりのものにはなっている。惜しむらくは、キーウィとパイナップルの質感が、見る方向によってはいまいちである点か?そして、それらに周りを囲まれるようにして、鉛筆立ての部分は設けられているのである。
 こりゃいっそのこと鉛筆なんぞを立てるより、花でも生けとった方が風情が(って、一体どんな風情じゃ?)でるんじゃないかと思いつつ、未だ私は何にもしとらん。

128: 踊志るこ(郡上八幡)

 10個入りで1箱1500円だったかと思うが、記憶は定かではない。
 水と踊りの城下町らしい一品といえば、そうとも思える「しるこ」である。昭和5年に特許をとった(権利はとうの昔に切れてます)だとか、宮内庁お買上だとか、なるほどザ・ワールド出品とか、いろいろ箱に書いて宣伝しておる。
 薄味の「しるこ」で、お湯を注ぐと踊り姿の餅がプカッと浮くところから、この名がついているが、品質は別として、実際そんなにたいしたもんではない。

129: 母袋燻りどうふ(郡上八幡)

 地味曽と国産丸大豆、それに豆腐用凝固剤を原材料に使って作った、豆腐の燻製。第四回日本全国村おこし展特産品コンテストで金賞(中小企業庁長官賞)を受賞した程の品だけに、味はよい。口当たりはチーズっぽいが、やや味噌味がする。

130: アイスミルク[清酒](戸河内)

 字の通り、清酒のアイスである。戸河内駅近くの「セリエ戸河内」という店で販売。1個300円と、ちょっと高級。
 確かに清酒の味はするのだが、かなり薄めの感覚。ガバッと食べないと、なかなか清酒だとはわからんかも。アルコールに弱い人は、多少ほろ酔い加減になるかもしれないが、さっぱりめのアイスである。

131: 氷菓[ビール](戸河内)

 上述の「セリエ戸河内」で販売していたアイスの中でも一番呆れたのがこれ。 1個300円で、これはどっちかというとシャーベットに近い。
 食べてみると、ビールのほろ苦い味が・・・。しかし不思議なもんで、最初は抵抗ある味なんだけれども、食べていくうちに慣れてきて、ガッガッと食べれてしまうようになる。

132: 蜜桃(満奇洞)

 俗にいう、ドライピーチ。満奇洞(まきどう)近くの「ふれあいセンター満奇」という店で買ったのだが、岡山県内のいろんな所で見たから、入手は比較的楽ではないかと思われる。小ぶりな篭に300g入っていて、1篭500円。
 予想以上に硬く、また予想以上に酸味を感じたが、やっぱりこの風味は桃!大きさとしては、袋に入れられて売られている多少乾燥したプルーン並みの大きさとでも表現できようか?味としてはなかなかなものだが、多少インパクトには欠けているかなあ。

133: トマトの味噌漬(満奇洞)

 「西尾を輝かす妻の会」の清原さんて方が製造している旨の記載あり。「西尾」ってのは、人の名前なのか、はたまた「地名」なのか、その辺はっきりしない。
 この味噌漬になっているトマトはカリカリしてたから、恐らく青いうちに漬けこんだのであろう。味噌漬だから、確かに味噌の味もするんだけれど、漬けこむ前に塩にも漬けたとみえて、トマトの塩辛みたいになっちゃっている。困った味です、こりゃ。「西尾」を輝かすには力不足では?

134: くるみ甘納豆(帝釈峡)

 原材料は、「くるみ、砂糖、グラニュー糖」だけ。「甘実彩時記-あまみさいじき」と銘打ち、ご丁寧に帝釈峡のシールまで箱に貼って、1箱500円で販売。
 何か隠し味に塩でも降っているんじゃないかとも思えるが、くるみの風味が生きていて、程よくまとまった味となっている。くるみ自体は、そんなに柔らかくなっていないが、これはこれでうまい。

135: どじょう掬いまんじゅう(奥出雲おろちループ)

 形状に特徴のある饅頭。意匠登録第311989号,意匠登録第592208号,商標登録第1544286号の権利行使がされているものらしい。
 安来節のどじょう掬い踊りに因んだお菓子で、目の部分を焼きを入れて作ったひょっとこ顔の形をしている。で、菓子はその形状のまま1個ずつビニールで包装されているんだが、芸が細かいことにさらにこれに、手拭いの頬かむりにみたてた紙がビニールで包まれた菓子に付けられ、「こっこれは!」ってな感じで一目瞭然、「どじょう掬い」の顔だとピンとくる。
 あっさりした白あんを使っていて、その見てくれとは異なり、味はまとも。 16個入りの1箱で1250円。
 ところで、私は最近知ったんですけれど、どじょう掬いの踊りっていうのは、元はといえば、砂金取りの動作を踊りにしたのがはじまりなんですってね。

136: 植田の大まんじゅう(植田)>

 豊橋鉄道の植田駅から田んぼの中を抜けてバス通りへ出、そこをしばらく左の方に歩いていくと、右手にこれを売っている店はある。一応、「小林堂菓子店」なる店の名前はあるものの、外の看板などには「植田の大まんじゅう」という表記しかないから、これを買いに行く時には、店の名前なんかより、商品名の方を覚えていった方が良いかも知れない。
 直径15cm位で高さが7cm位(実際に測ったわけではない)の大きなまんじゅうが、1個1000円。この大きさでこの値段というのは、なかなか安い。種類はつぶあん、こしあん、白あんの3つで、それぞれ赤や白や茶色に皮の色を変えて区別しているようである。
 私がこれを買ったのは仕事初めの前日。一人では食いきれないので、翌日、「昼休みにでも切ります」とメモを置いて、午前中は丸ごと職場に展示しておいた。
 と、
 「誰だこんなもの買ってきたのは!まあ、一人しかいないってのはすぐわかるけど。」
 「実は私の実家が近くなんです。地元では知る人ぞ知るおまんじゅうなんですよ。」 なんてもろもろの反応があった。
 昼休みに切ってみると、中にはあんこが、みっっっっっっっっっっっっっっしり詰まっていた。上から碁盤目のように切ってみたが、真ん中の方なんか、まんじゅうというよりただのあんこの塊を召し上がっていただく感じである。これで味がしつこいようだと困ってしまうんだが、流石に地元で有名な店だけあって、あんこが実においしく、その点は救われた。
 さて、私がこの店を知るきっかけとなったのは、上述した「トマト羊羮」探索の旅に以前出た時。観光バスが立ち寄る観光農園で売っているとの情報を入手し、伊良湖から豊橋までの観光バスの切符を買ったのだったが、なんと、バスに乗る前に伊良湖の観光先で目的の羊羮自体は発見してしまった。ということで、帰りの観光バスの意味がなくなってしまったのだが、既に切符を買ってしまっている以上は仕方がない。やむをえず、コースに組み込まれていたトマト狩り(制限時間内に「トマト食い放題」というだけで、持ち帰りは出来ん。トマトは洗って食べられないし、あまり美味しくないトマトが揃っていたりということで、これはやらん方がいいと思う。)を不毛にやって帰ってきた。この時のバスは植田を通過して帰るルートをとっていたのだが、偶然にもバスガイドがこの大まんじゅうのことを紹介してくれたお陰で、再び渥美半島に足が向いたというわけである。情報はどこに転がっているものか、わかったもんじゃない。

137: ごぼう羊羮(芳井町)

 岡山県後月郡芳井町特産の「明治ごぼう」を使った羊羮。こも巻きのものと一口サイズのものがあり、こも巻きのが600円、一口のが120円。役場近くの特産品販売所で売っている。
 現在の芳井町となっている地域には、昔、明治村という村があったということで、「明治ごぼう」の「明治」とはここからきている名だとか。解説書には「ごぼう」の名の由来も書いてあって、なんでも弘法大師から村の坊さんがもらってきたごぼうの種のおかげで、村の人々が長生きでき、さらには土地も豊かになったとのことで、大師をたたえ、「こうぼう」にあやかって「ごぼう」という名をつけたんだそうな。
 で、このお菓子は、ごぼうの風味が生きた灰色の羊羮になっており、意外とおいしい。

138: 桃しそ巻(吉備S.A.上り売店)

 しその葉で桃を包んだ茶菓子。確か720円位だったような気がする。
 備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)でも売っていたはずで、結構これも岡山県の広い範囲で販売されているんじゃないかと予想はされる。
 なんかものすごく甘たるくって、1つ食べればもういいやって感じ。

139: 龍野の醤油饅頭(龍野西S.A.上り売店)

 蒸し饅頭。「厳選された醤油をたっぷり使用した風味豊かななつかしい饅頭です」ってな解説がついていたが、なつかしいも何も、多分醤油入りの饅頭を食べたのは、わたしゃこれが初めてである。
 茶色い皮で黒餡包んだ饅頭で、皮にはとんぼの形の焼き印が押されている。ぱっと見た感じ、茶色いってことで皮の方に醤油を使っているんだなという印象だが、実は醤油をたっぷり使っているのは餡の方で、思いっきり醤油の味がする。しかし、味はなかなかどうして、しっくりとまとまっている。
 8個入りで600円。

140: きくいも漬(阿波池田)

 「きくいも」の味噌漬けである。「きくいも」ってのはゴボウの一種だということだが、これの根っこてのは、いわゆる長細いものっちゅうわけではなく、コロコロした球根がモコモコっと寄り集まったような状態になっていて、一見してゴボウの一種だとはわからない。
 食べると普通のゴボウ以上にカリカリしていて、漬けこんである味噌の味も悪くはないんだが、いかんせん、辛すぎてそのままではちょっとって感じ。おにぎりの具にすると、よく合う。

141: どくだみ十薬はちみつドリンク(道の駅 信越さかえ)

 瓶に200ml入っている。液は黄色っぽい。
 飲んでみると、最初はうすい蜂蜜の風味がし、次に酸味がぶわっときて、その後ろにどくだみの香りが見え隠れってな味がする。原材料は、「どくだみ、蜂蜜、砂糖、酸味料」となっているが、この酸味料って、お酢じゃなかろかと思えるような後味。どくだみの香りが感じられたのは最初のほんの一瞬だけであり、後は、なんとなく酸っぱい蜂蜜ドリンクを飲んでいるだけってな感じである。

142: うちわサボテン羊羮(サボテンハーブ園)

 310gで700円。日南市のサボテンハーブ園の売店で販売。
 表書きには「サボテン粉末入り」と書いてあって、原材料の記載に「キダチアロエ粉末」。なんと、アロエってサボテンだったのか~!
 この羊羮、かなり柔らかく、とてつもなく甘い。何となくハチミツ入りという風味だが、アロエの粉末の他には、砂糖・白餡・寒天しか入っていないというから、アロエの風味がハチミツっぽく思えるのかな?色はくすんだ淡い緑で、あまりうまそうではないが、実際その通り。

143: 人参おとめ(松山町)

 長崎の路面電車の松山町駅前にある「茂木菓子司」で1本六百円台の値段で売っていた(この店、浦上ケ岡YHから聞いてきたというと1割引になる。)。正体は、「手造り人参ようかん」。長崎県東彼杵町名産だそうで、保存料や着色料は一切使われていない。250g。
 「栽培農家の良質の人参の自然の色合いを生かして手造りのようかんに練り上げました。デリケートな舌ざわりをお楽しみください。」って書いてあるけれど、どの辺がデリケートなんだかよくわからん。
 多少くすみがかっているけれども、鮮やかな人参っぽいオレンジ色している。食べてみると、最初は、「あっま~い!甘い、甘い、甘い・・・。」ってかんじのひたすら一方的な味覚。次に、「人参の味がわからん位に甘いぞ~。」てな、味の分析が出来る余裕が出てきて、最後に、ようかん飲み込んで、味が消えたころにようやく人参の風味が浮き上がってくるってな感じ。これはもう少し甘さを抑えていい味。

144: 鹿児島とんこつらーめんせんべい(垂水港)

 垂水港の売店で1箱(1袋2枚入りの10袋詰め)620円で販売。袋を開けてみると、やっばりベビースターラーメンそっくりなものが、白いせんべいに見え隠れしている。
 「らーめんせんべい」というからには、塩味ではないかと思って食べたところが、意外なるや、甘い味がベースになっている。でも、風味は「とんこつラーメン」。なんじゃいこりゃ?
 でも、野菜、卵、牛乳、肉エキスなどなど、「とんこつらーめん」さながらの、色々な材料を使っているわけだから、風味が似るのは当たり前かもね?後味は良いが、食べている時は、あれれってな味です。
 (実は、これを買った後、博多で「福岡とんこつらーめんせんべい」というような名前のお菓子を目撃してしまった私。福岡の方のせんべいがどんな味なのかは、一切わからんけれど、これは単なる偶然なのか?)

145: 本場長崎ちゃんぽんせんぺい (長崎)

 「ちゃんぽんの具の含有量:全重量の22%使用」だそうで、これが売り文句。18枚入りの1箱が620円。九十九島せんぺい本舗という店が出している商品で、「せんべい」ではなくて「せんぺい」である。長崎駅で販売。
 ベースは塩味で、「鹿児島とんこつらーめんせんべい」よりは味がしっかりしている。「せんぺい」は小さめだが、さすがに具はその中でも見た目に多い。まあまあの味。

146: あした葉羊羮(八丈島空港)

 「あした葉」といえば伊豆諸島ではあまりにも有名なんで、それを使った羊羮をここで取り上げるのもつまらないなと思ったけれど、意外と知られてないから書くことにします。
 「あした葉」は、古来から伊豆七島の天然自然の山野に自生しており、今日摘んでも明日には新芽が伸びるという位、生命力の強いセリ科の植物である。最近、ガン予防にも効果があるなんてことも言われだしているが、本当のところはどうなんでしょうね? とにかく、八丈島空港の売店に行けば売ってます。値段は忘れた。1本あたりの量目が240gです。
 羊羮の固さは、やや固めである。確かに甘いけれど、そんなにしつこくない。「あした葉」の風味は、そんなに感じなかった。「うちわサボテン羊羮」や「人参おとめ」よりは高得点がつくと思う。

147: アロエ生ジュース(サボテンハーブ園)

 ハチミツ入りで1杯250円。日南海岸のサボテンハーブ園の外の売店で、コップで出してくれる。
 アロエ独特の苦味と香りが、アロエの酸味と合わせて口の中へ。
 「こりゃ、薬だね。」とは、一口飲んでの感想。良薬は口に苦しなんていうけれど、ハチミツ入れててもこれだもんなあ・・・。
 まあ、一口飲んじゃえば、あとは勢いでググイといける。

148: サボテンステーキ(サボテンハーブ園)

 ライス、福神漬、スープ、サラダ(スープとサラダにもサボテンが入っている模様)がついた定食形式で1100円だから、チャレンジするには手頃なお値段。ウチワサボテンみたいな種類のものだと思うが、サボテンの葉の外皮を剥き、焼いてソースをかけてステーキとしている。
 これを食べると、サボテンそのものは酸味があって粘っこいもんだということが良くわかる。ソースは醤油ベースのものであったが、サボテンの味にはフィットしていない。が、食えんわけではないので、話のネタに一度どうぞ。

149: 一口香(松山町)

 長崎電気軌道の松山町駅のそばにある、創業が弘化元年という「茂木一○香本家」という店で、バラ売りでも売ってくれる。税別で1個80円であるが、浦上ケ丘YHから聞いてきたというと、割引きしてくれる。
 「中が空洞のカラクリまんじゅうです。」とか、「中が空洞のおせんべいの饅頭」という紹介のされ方になっているのだが、要するに、ハチミツや黒砂糖の甘さやゴマの風味などが効いている、堅くてま~るく、中が空洞になっている焼き菓子である。
 どうやって作っているのかよくわからないが、そこんとこは、当然、企業秘密であろう。饅頭といっていいのかせんべいといっていいのか、定義付けが難しいお菓子であるが、味が申し分なくて形状が非常に珍しいというタイプであるから、お土産としては◎。

150: ひまわり愛すちゃん(松島海岸)

 松島の遊覧船乗り場近くにある梅宮辰男の店で販売。このアイスクリームの存在は、三本木町観光物産協会が力を入れているひまわり製品の一つということで以前から知ってはいたが、ひょんな場所で買うことができて驚いた。1つ250円。
 ゴマのアイスクリームのような灰色ベースに黒いものが点々と混ざっているというのが、見た感じ。多分ひまわりに由来するものと思われる独特のコクがあり、合格の味。

151: これはかんぴょうできたうどん。(奥出雲おろちループ)

 2食分の1袋が350円だったと思う。スープ付き。
 袋の裏の品名の欄には、単に「乾燥うどん」と書いてあったが、袋の表の書きぶりは、「これはかんぴょうできたうどん。」となっているので、紹介に当たってはこちらを採用。
 麺は小麦粉と夕顔果実粉末をまぜたものであり、特殊冷風低温熟成乾燥(60時間)で作り上げたということであるが、具体的にどうやって作ったのかはさっぱりわからん。
 奥出雲横田町特産品として、株式会社アメニティよこたという所が販売している。1袋しか試してないけれど、べちゃべちゃになりにくく、腰のあるシコシコした食感。食物繊維は豊富。

152: これもかんぴょうでできたらーめん。(奥出雲おろちループ)

  2食分の1袋が350円だったと思う。スープ付き。
 袋の裏の品名の欄には、単に「乾燥ラーメン」と書いてあったが、袋の表の書きぶりは、「これもかんぴょうできたらーめん。」となっているので、名前ではこちらを採用。
 麺は小麦粉、夕顔果実粉末、食塩、貝殻焼成カルシウム、クチナシ色素をまぜたものであり、低温でじっくり熟成して作り上げたということであるが、具体的にどうやって作ったのかはさっぱりわからん。麺が黄色いのは、クチナシ色素を加えているせい。
 奥出雲横田町特産品として、株式会社アメニティよこたという所が販売している。1袋しか試してないけれど、べちゃべちゃになりにくく、腰のあるシコシコした食感。食物繊維は豊富。
 スープは醤油ベースでちょいとハード目の味。スーパーで売っているようなインスタントラーメンに慣れてしまっていると、ちょっと戸惑う。

153: 元祖マグロの眼玉TUNA愛(焼津)

 マグロの眼玉の缶詰め。あまり食欲をそそるものではないかもしれない。マグロの眼玉の部分を周りの骨も含めて煮込み、砂糖、味醂、醤油、生姜で味付けしてある。もともと柔らかい部分だけに、缶詰めの中のマグロの眼玉は大部分がトロトロになっていて、箸でつかめる位にまとまっている部分は少ない。焼津ツナコープで販売。
 マグロの眼玉には頭が良くなる成分であると言われているDHAが沢山含まれているということで、わざわざ缶詰めにして売りだしたらしく、「DHA効果の素晴らしさを御堪能していただければ幸いです」なんてことが書いてある。こんなことを書かれちゃうと、缶詰めの中身は全部飲んじゃうしかないだろうってことになるわけ(こんなことするのって、もしかして私だけ?)だが、残念ながら私には、DHA効果の素晴らしさをどう堪能すれば良いのかがわからなかった。

154: おとうふかまぼこ(松島海岸)

 瑞巌寺大門前の内海物産店で、2枚850円で販売。
 大豆と白身魚を組み合わせて仕上げた食品。味付けは「笹かま」に似ているが、かまぼこよりもソフトな食感で、豆腐よりも個性的な舌触りをもつ。血中のコレステロールをとかし、成人病の予防につながるといわれる大豆レシチンを含む「大豆」と、“頭が良くなる物質”と話題を呼んだDHAの豊富な「白身魚」との組み合わせから生まれたおいしい健康食品だそうで、キャッチコピーによると、『大豆が、元気。魚が、ヤル気。』らしい(なんのこっちゃ?)。
 全国蒲鉾品評会農林水産大臣賞受賞の品。

155: カンカンブレッド(安達太良S・A)

 常磐自動車道安達太良S・Aの上り線の売店で1缶310円であった。
 「世界の果てまでおいしいパンを!」ってことで、焼き立てのパンをそのままパッキングした缶づめ。缶内の酸素を取り除いて、できたての美味しさを保っているんだそうだ。ちなみに缶の中に入っているのは、レーズンアンドフルーツピールのパンである。
 賞味期限が切れて1か月程してから開けてみたら、高さ10cm位のパンが1個入っていた。食べてみたら、まだ柔らかい。しかし、缶に詰めてなければ、せいぜい200円弱位の値段が妥当な味のパンではあった。

156: カニアイス(松島海岸)>

 石巻市の風月堂っていう会社が作っているアイスミルク。上記の梅宮辰男の店で300円にて販売。
 カニとヨーグルトとパイナップルが混合されており、これらがなかなか良く合っている。

157: さんまアイス(松島海岸)

 カニアイスと同様、石巻市の風月堂っていう会社が作っているアイスクリーム。やっぱり梅宮辰男の店で300円にて販売。
 チョコレート味のアイスクリームに、細かくされたさんまの切り身(っつっても、さすがに刺し身ではない。)が混ぜられている。さんまが生臭いとかいうことはなかったけれど、味が全然あってないってんで不評。チョコレートの風味で、これでもごまかした方なのかなあ?

158: 一揆ゆず(島原)

 620円。島原城の売店にて販売。天草四郎記念果実なんて宣伝をしとった。
 ゆずとトウガラシと塩と胡椒がごったごたに入っておって、とにかく無茶苦茶しょっぱく、その後からトウガラシの辛さがビーン!
 食えたもんじゃないってんで、廃棄、廃棄。

159: むかでのり(飫肥)

 「天ぷら専門製造元こだま」という店で480円で購入したが、本来500円位するものらしい。
 むかでのりってのは海藻の一種で、透明感のある白色をしている。これに味付けしたのを売っているんだけれど、塩辛くて食えたものではなかった。

160: メグスリ飴(高尾山口)

 京王の駅から高尾山方面へ歩いていく途中の土産物屋で売っていた。確か360円くらいの値段だったと思う。
 「話題の目薬の木エキスを使い、まろやかな甘みのねり飴にしました。」ということであるが、見た目も味も、単なる小麦粉入りの白い飴ってだけ。

161: 手造りパステルアイスクリーム[納豆](下祇園)

 「アイスクリームに入っている納豆ってんだから、大方、甘納豆だとかいうオチじゃないか?」
 賢明な方々はそう思われるかもしれない。しかしながら、あろうことか本物の納豆入りというのが真実。フタをあけたら茶色の粒々(ある程度刻んである)が見え、見た目にもはっきりと「納豆入りだあ~!」ってなアイス。スプーンですくっても糸は引かないけれど、臭いは納豆そのもの。
 意外とおいしい味に仕上がっていると思うが、納豆の臭いが気になる人には無理かもしれない。
 (有)アイスクリーム開発研究所「パステル」というお店で、130ml入りのカップで288円。

162: 登呂火おこし器(登呂遺跡)

登呂火おこし器
 登呂参道に面した「やまだいち」の「杵もちの家」にて5670円で販売。もっと安くて小さいものも売っているが、そちらで火を起こすのは無理だという。で、ボーナス出た直後ってこともあり、思い切って購入(あ~あ、やっちゃったぁ。)。
 説明書によると、およそ2000年前のものと思われる、登呂遺跡から出土した舞錐式の発火具を復元したものだそうで、店の主人の話では、発火所要時間は十分位だということ。摩擦用の縦棒に太いヒモでつながれた横棒を上下させることで発火させるタイプの火おこし器である。ちなみに、店の主人の話によると、発火できる大きさのものを買っていく主な客は、学校の先生とかボーイスカウトの関係者などが大半で、私のような一般人は2%位じゃないかといっていた。
 仲間と一緒に南九州レンタカーツアーを実行した時、日ノ影の近くに自分で沸かして入る露店風呂というものがあるらしいことを聞き、そんじゃあ持っていこうかなあと本気で検討したことがあったけど、結局やめた。
 家で後生大事にとってあるものの、残念ながらいまだに発火させたことはない。

163: どくだみ煎餅(登呂遺跡)

 「登呂火おこし器」を売っていた所の隣の店で1袋300円で販売。静岡市にある東海フーズ株式会社というのが販売元となっている。
 黒ごまをたっぷりと混ぜてあるお陰で、全然どくだみの風味は感じなかった。煎餅自体の色は黒っぽい茶色である。「本品は、素材の特色を活し、健康を考え、着色料、保存料を使用しない、にがくなく、固くない食べやすい、おいしいおせんべいです。」と袋に書いてあって、確かに美味しい。ただ、食べて効能があったのかと聞かれると、よくわからんと答えるしかない(同じ日に「うつぼ」なんぞも食べてるし・・・。)。

164: 岩のりかりん糖(関ケ原鐘乳洞)

 岩のりの風味が素晴らしいかりん糖。1袋360円。着色料が入っているせいで黄緑色している。「伝統の味」ということだが、美味しいから真偽の程はどうでもよい。同じ緑色でも、「わさびかりんとう」とはえらい違いである。
 発売元は尾張旭市の大生船戸商店。

165: バイエルンのビールケーキ(リトルワールド)

 1本1000円。犬山のリトルワールドの中の、ドイツバイエルン州の村の売店で売っている。
 しかし輸入物かというとそうではない模様。販売者は財団法人リトルワールドNIKで、原材料の表示欄にはビール、ホップ抽出液、洋酒などに加え、焼酎なんて書いてある。
 ケーキの色は全体的に薄い茶色となっていて、なんかビールっぽい色といえばそう思える。説明には、「本製品でゃビールの成分であるホップのほろ苦さと、独特な黒ビールの美味しさを生かした上品でまろやかな本格派のビールケーキです。」と書いてあるが、私の食べたところ、洋酒が利き過ぎでなんかビールっぽい味が全然せえへん。まあ、美味しいには美味しいけれど、インパクトにはかけますです。

166: わさびカステラ(松本)

 松本駅前にある大王農場松本店にて、280g1本700円で販売。
 緑色したカステラで、見た目は抹茶のようであるが、口にいれるとわさびの香りがツーン。ただ、基本的には味は普通のカステラに近いので、わさびっぽいのは口に入れた直後だけ。

167: ボーロもなか寶乃露(長浜)

 箱詰め用包装紙に「旧名人工衛星」と書いてある。
 『 寶乃露の生い立ち
 1957年、ソ連が初めて打ち上げたスプトニク人工衛星に因んで、その年人工衛星のネーミングで発売。コクのある珍しい球型もなかとして評判を呼ぶ。
 その後名称登録申請を機にボーロの語呂合わせで寶乃露と改名。ボーロもなかとして三笠宮妃殿下に献上、裏千家家元のご推奨、菓子博での入賞などの栄誉に輝き、今日皆々様のご愛願を頂いております。』
 打ち上げの時には、そんなに日本で盛り上がったんだろうか?何か歴史を感じさせる。
 生姜ベースの、ちと変わった味のもなか。

168: まき菱(甲賀流忍術屋敷)

 2個100円。菱の実そのもの。
 四方にとんがっており、どういう風に転がっても三方のとんがりが地面について、残った一方が必ず上を向くという天然物の武器。さて、買ってはみたものの、果たして、これが我が家で役に立つ日は来るのだろうか?

169: うつぼ小明石煮(潮岬)

 かったい!「小明石煮」なんて書いてあるから、てっきり柔らかいもんかと思ったら、「ばりっ、ぼりっ。」って感じ。
 まあ、味は悪くないけど食べにくい。
 潮岬の売店で、500円位で売っていた記憶がある。

170: 草枕の旅(八代)

 八代駅のキオスクで6個入りの1箱が620円であった。熊本県物産振興協会が1996年優良新商品として銀賞に選んだ「い草まんじゅう」である。
 漱石来熊百年記念銘菓として、平成8年に「くまもと市女将の会」の協力の元で誕生したお菓子。漱石の名作「草枕」にちなみ、熊本が全国第1位の生産量を誇る「い草」を使ったということである。
 説明書によると、「い草」は食物繊維がレタスの40倍もあり、利尿作用など漢方薬としても効能大と、最近注目されている食品だそうで、これは私にとっては初耳だった。
 まんじゅうの形態は「焼き饅頭」であり、「い草粉末」が混ざった薄緑色の餡が、食べていてちょっと目を引く。餡は、どことなく単なる白餡の風味とは違うかなあという感じはするが、特に青畳のような香りが強烈というわけではない。まあ、上品なお味です。

171: びんた(南郷)

 日南線南郷駅近くの「明月堂」で1個100円で販売。
 「かつおみそ」が入った饅頭で、何だかとっても意外な味。まさに、黒潮の味ってやつですね。
 ちなみに殴られそうな名前だが、由来は不明。

172: パッションフルーツようかん(南郷)

 これも日南線南郷駅近くの「明月堂」で一口サイズのものを1個100円で販売。
 南郷町特産のパッションフルーツを搾汁したジュースでつくったもので、あまり甘くなく、ほのかな酸味がなかなか心地良い。パッションフルーツの香りも生きていて美味しい。

173: ふくちりせんべい(下松S.A.)

 1箱18枚入りで620円。長州でいう「ふく」、すなわち「ふぐ」の含有量は、全重量の10%だそうである。
 「ふくちり鍋」のうまみをとりこんだおいしいせんべいということだが、私自身、この「ふくちり鍋」を食ったことないので、この表現が適切なのかどうかは判断しかねる。ぺったりした形の軽い感じのおせんべいで、多分「ふぐ」のだと思われるダシが効いている。
 1枚1枚が袋に入れられており、袋の表には、「ふぐ、豆腐、にら、白菜、しめじ」といったものが入れられて煮たっている鍋の写真が載っている。で、袋の裏をみると、「ふくちり鍋の写真は味をイメージしたもので実物とは異なります。」という注意書き。なんじゃそりゃってことで、原材料の表示を見るに、せんべいの「具」にあたるものとしては、「乾燥くろさばふぐ、海苔、胡麻」といったものしか見当たらない。つまり、写真の鍋の中身と原材料とは、「ふぐ」しか一致点がないのである。
 う-ん、なかなかミステリアスだぁ。

174: うなぎ飴(鹿屋)

 鹿屋市観光物産総合センターにて、150g500円で販売。
 「グラニュー、黒糖、水飴、うなぎエキス、卵黄油、梅肉抹、ハーブ油」という原材料の構成であるが、なんとなく山椒が入っているイメージもする、ちょっと変わった味の飴。飴に入れられている「うなぎのエキス」には、ビタミンA,ビタミンEが豊富に含まれており、特に目にやさしいとのこと。

175: 綾ワイン羊羮(綾城)

 1本720円の薄紅色の羊羮。
 結構ワインがキツ目に入っている羊羮であるが、個人的にはこの味、えらく気に入った。かなり良質のワインを使っているような気がする。

176: お菓子な野菜(飫肥)

 飫肥城近くの「きうすの館」にて販売。「にんじん」と「ごぼう」の2種類があって、いずれも1袋に150g入って500円。
 飫肥で売っているから飫肥の土産かと思うと、実はそうではなく、須木村の土産として作られているものを飫肥で売っているというのが実情。須木村では、古くから京人参、ごぼうなどが山里の段々畑等で自家用の野菜として栽培されていて、その野菜を甘納豆化したのがこの商品。ここの野菜は、他の種類に比べて比重も高く栄養価も高いといわれているそうだ。
 食べる前は、野菜の風味が強烈すぎてちょっといただけないのかなあという印象をだったが、多少甘すぎる感があることを除けば、まあ無難に食べられる。野菜の風味も程よい。

177: えんどう豆ようかん(綾城)

 1本520円。
 グリーン色したようかんで、怪しいと思って調べたら、しっかり青色着色剤が混入されておった。ようかんの中には、粒状のエンドウ豆が入っている。エンドウ豆の味が特徴ないからなのか、なんの変哲もない風味が感じられないようかんに仕上がっている。

178: コッコちゃん削り(綾城)

 かつお節ならぬ、塩味の鶏節って感じのもの。綾鶏のささみを桜材で燻し、さらにうす削りにしたものだそうだ。たぶん、かつお節と同じような使い方をしていれば間違いないだろうけれど、私のようにこれだけ食おうとすると、やや塩がきつくてつらいと思う。
 4g×5袋入りで410円。

179: 信長うつけ餅(岐阜)

信長うつけ餅
 豆が入っていることを除けば、見た目も食べた感じも単る「きなこ餅」。 岐阜駅のステーションデパートの2階で販売している。
 名前に「うつけ」という文字が入っているのは、おそらく入っている豆が「納豆」ということで、馬鹿げたお菓子だという意味を含んでいるからであろう。ただし、食べても納豆だとはわかりそうにない味の仕上がり。餅は甘すぎ。

180: 南部あめせんべい(野辺地)

 1袋4枚入りで税別248円。野辺地駅前でヤマザキパンの看板を出している「おくでら」という店で販売。
 ゴマ入りの南部せんべいにて、南部特産の麦芽あめをサンドしたもの。あめとせんべいが全然マッチしておらず、なかなか食べるのがつらい・・・。

181: でんぷんせんべい(野辺地)>

 1袋12枚入りで税別180円。野辺地駅前でヤマザキパンの看板を出している「おくでら」という店で販売。
 原材料は「でんぷん,ごま」という単純明快な構成。見た目はゴマいり南部せんべいそっくり。青森名物ということだが、味はいまいち。
 でんぷんの香り、でんぷんの味。とにかく粉っぽい。

182: 稲庭うどんせんべい(秋田)

 駅ビルの土産物屋で販売。12枚600円。
 原材料は、「のり、野菜、肉エキス、ねぎ、しょうゆ、香辛料、砂糖」などで、せんべいには「うどん」がちりばめられている。食べてみると、「うどん」の風味は確かにするけれども、香辛料がやたらに効き、後で咽が乾くような味付け。
 包装紙には、「やわらかくて腰のあるのどごしさわやかつるつる麺」などと書いてあるが、「せんべい」にゃ全然関係ないじゃろ!(試食品で味見して、結局買わない私であった。)

183: どくまんじゅう(仙台)

 松栄堂という、一関に本店を持つ店で作っているお菓子。仙台駅でも売っている。
 1箱820円で10個入り。
 皮にはごまを、餡にはりんごをふんだんに使っている饅頭。黒い饅頭の表面には金粉がちょっと乗っかっていて、見た目にいかにも毒々しい雰囲気である。
 しかし、この「どくまんじゅう」、「毒饅頭」を意識しているのは見え見えなんだが、正式には「独饅頭」なんだそうだ。独特の風味が楽しめるというのが表向きの説明だったような気がする。
 で、味の方だけど、これがまた、湿った感じのごまの風味がカビを連想させるというキワモノである。イッちゃっているのはネーミングと見た目だけかと思ったら、味もだった。

184: はたはたパイ(羽後本庄)

 どう見ても「うなぎパイ」をパクったとしか思えないような形状。材料も、「バター、小麦粉、砂糖、卵、調味料」ということで、直接比較検討したわけではないけれど、「うなぎパイ」とほとんど同じではないかという気がする。ただ、調味料として秋田名産の塩魚汁(しょっつる)を使用しているとのことで、これだけは明確な「うなぎパイ」との相違点となっているようだ。
 実にあっさりした味。私は塩魚汁に馴染みがないので、塩魚汁の風味が効いているのかどうかはわからない。
 ちなみに、購入したのは羽後本庄のキオスクだが、製造元は横手の木村屋商店というところ。

185: 竹の炭(通潤橋)

 税抜き400円。熊本県の矢部町にある通潤橋近くの「虹の通潤館」で販売。
 孟宗竹を炭化処理したもので、竹炭の主要成分である活性ケイ酸と多孔質の作用で、物理的な臭いの吸着効果をい高めた消臭剤。有効期間は開封後6箇月。
 現在使っているところだが、効果の程はよくわからん。

186: 火打ち石(富士五合目)

 富士五合目の売店で販売。800円。
 御浄具として使うものだそうで、火打石と火打金を打ち合わせ、人や物に火を打ちかけてこれを清浄するんだそうな。現在も、外出時に火打石を打って無事安泰を祈ることは、縁起をかつぐ花柳界、芸能界、芸術家、また勝負事に関係のある人や、危険な仕事に携わる人などの間では広く行なわれているとのこと。
 「火の~~よ~うじん!」
 “カチッ!カチッ!”
 「マッチ一本、火事の元~!」
 昔、夜の伯備線井倉駅で列車を待っていた時に聞いた、風情ある火の元見回りの人々の声を何となく思い出してしまったが、おいおいっ、“カチッ!カチッ!”ってあの時鳴っていたのは拍子木だぞい!火打ち石だったら、火の用心どころか放火になっちまうやがな。
 ・・・さて、馬鹿なことを言ってないで話を元に戻すとして、実際使用方法のごとくチャレンジしてみたんだが、これが全然火が飛ばないんですな~。つうわけで、一時期は「偽物では?」と疑ってもいたんだが、ある時、他の人にやってもらうと、ちゃんと火花が飛んだので、単にそれは私のテクニックの問題だということが判明したのであった。

187: 烏龍茶「一獲千金」(おかげ横丁)

 伊勢神宮内宮近くにある「おかげ横丁」にある、招き猫専門店の「吉兆 招福亭」で販売。1本税込み110円。
 中国福建省一級茶葉のみをたっぷりと贅沢に使用した本格烏龍茶ということで、飲みごこちがそこらのペットボトル烏龍茶のものとは確かに違う。大変あっさりした味。
 で、何故これが招き猫専門店で売っているのかというと、それは缶に「招き猫」が描かれているから。飲むといいことあるのかなあ?

188: かきの手焼おせんべい「心」(おかげ横丁)

 1箱1050円(税込み)。「おかげ横丁」にある「味匠館」という店で売っている。
 ドライオイスターを原料にしており、めちゃめちゃ薄っぺらいにもかかわらず、せんべいにはかきの風味が詰まっている。的矢湾特産のかきを使用。

189: 真珠珈琲(賢島)

真珠珈琲
 コーヒーパック8枚入りで税込み550円。「飲める真珠」なんて文句も表紙には踊っている。
 かなり出が薄いのが難点だが、アコヤ貝の真珠層に含まれる数々の栄養が享受出来るというありがたい(?)珈琲らしい。煮出してやれば、そこそこの濃さにはなるようだ。

190: スナックパエリア(パルケエスパーニャ)

 志摩スペイン村の一部を構成するパルケエスパーニャ内にある「スーベニアショップ アスタ ラビスタ」で520円で販売(税込み)。
 米と海老の風味が効いていて、無難な仕上がりのライススナック。
 それにしてもこのパルケエスパーニャ、近場の観光地はまとめて行っちゃおうなんつって伊勢神宮なんかとセットで回ると、あまりに雰囲気の落差が激しすぎて適応出来ないかも・・・。フリーパスを買って、朝っぱらからジェットコースターに4本(ハタで見ているだけで怖い「ピレネー」は、とても人間が乗るものじゃないと感じたのでパス。)も乗り、野外でフラメンコのショーなぞを見るなどしてた私は、その日の午後、「なしてスペイン人、あんなに元気なの?」という疑問を抱きつつ、ふらふらになりながらここをあとにしたのであった。ちなみに、パルケエスパーニャに行けばスペイン語も少しは勉強出来るのではないかと期待する人も、(世の中広いので)中にはいるかもしれないけれど、私が聞いたスペイン語は、「グラッチェス アミーゴ!」,「セニョール」,「セニョリータ」ってなくらいのもん(ただし、「これがスペイン語のすべてかい?」と誤解を与える程、「アミーゴ」という単語だけは、やたらめったら使われてます。)だから、全く無駄です。

191: ビール水ようかん(雲仙)>

 水ようかんと名乗る割には、水っぽさがない。アルコール分1%未満ということだが、口に含むとアルコールが入っていることはすぐにわかる。ただし、ビールの味かどうかははっきりいって、ようわからん。アサヒ生ビール黒生と和三盆糖が上品な味わいを醸し出しているということで、カラメル色素まで入り、確かに見た目は黒ビールっぽくはある。ただ知らずに食べて、「実は焼酎入りだ」とか言われたとしても、多分そのまま信じちゃうだろう。
 県営バス雲仙ターミナル下車すぐの「雲仙旅の麦酒館」の売店で1個(70g)200円でバラ売りしとる。
 ようかんの箱における、「このビール水ようかんは、日本で唯一の商品です。」という記載が印象的。以下に述べるように、似たようなもんは出回っているけど・・・。

192: 地ビール羊羮(雲仙)

 「ビール水ようかん」と同じ場所にて、1本(310g)550円で販売。
 「ビール水ようかん」と同じようなようかんとも思えるが、かなり原材料が違っている。「ビール,麦汁,寒天,餡,砂糖,ソルビット,香料」が原材料ということで、所謂羊羮を黒々とさせるようなものは意識して使っていないが、「イオン化された水」を使っているあたり、羊羮作りに対するこだわりが伺える。で、皆さんに質問なんですが、そもそもこの「イオン化された水」って一体何?(単なるpH7の普通の水だったりして・・・。過去、銘菓「下呂の香り」に何故「pH調整剤」が使われているのかということに疑問を持って以来、久々に感じる菓子の原材料に対する疑問です。)
 発売元は、本渡市の玉田商店ていうところ。
 かなり濃縮されたビールっていう感じの味がしておいしいんだけれど、アルコール分が非常に高い。ほんの一切れ食べただけで、下手すれば酔っ払う。色はやや茶色がかっている。

193: ビールようかん(雲仙)

 「おひおひ・・・、いい加減にしろ。」と言われそうだけど、勢いでいっちゃいます。
 どう見ても、「ビール水ようかん」の姉妹品。同じ金沢の会社の製造で、同じ場所で売っていた。しかもアサヒ生ビール黒生と和三盆糖がベース。こちらもバラ売りで1本200円だが、きちっと中身が詰まっている分だけ重くて、水ようかんの70gに対してこちらは78gである。
 「水ようかん」でかなり堅目だったから、こちらを食べる際にはちと覚悟したが、やっぱり相当堅かった。「ようかん」備え付けのスプーンが使いにくいったらありゃしない。「水あめ」や「オリゴトース」が入っているのは「水ようかん」の方にない点だが、逆に、「水ようかん」に入っていた「カラメル色素」なんかはこっちに入っていない。これが味の上でどう反映されているのかは良くわからないが、ちょいとしつこい甘さになってしまっている感じがした。
 これも「日本で唯一の商品」だそうだ。

194: ビールキャンディー(鵜方)

 鵜方駅前の志摩民族資料館のある建物の1階にある「SHOP磯花」で370円で販売。
 「独自の麦芽水飴にビールエキスを加え苦味を抑えたまろやかなおいしさに仕上げました。ビール党、ビールが苦手な人にもビールのコクと旨味を楽しめます。」という説明書きの上に「ホップが行きたこだわりの味」などと強調していたので、どんな味かなあと期待していたんだが、とてもビールが入っているとはわからない味。実際、何の飴かを味から当ててもらおうという試みを職場でやってみたが、一人も正解しなかった。(「ワイン」,「ピーマン」,「基剤(?)」などの解答)
 ちょっぴり癖があって、ほんのり酸っぱくて、また、かなり柔らかい。味としては、総合的にまあまあ。
 鳥羽にある「三重コトブキ製菓」で製造。

195: うにまん(壱岐)

 壱岐の観光バスが一日のコースの最後に立ち寄る海女心本舗にて、8個入りを550円で販売。
 甘さを抑え、ともすると塩が効いているという感じもするまんじゅう。「ウニ粉末」が入っているとのことだが、餡に入っているのか、皮に入っているのか、本当に入っているのかといったことは、まんじゅうを観察しながら食べてもよくわからん。まあ、何となく磯の香りがするという評価があったので、原材料の表示は信じましょう。
 包装紙に顔のついたウニのイラストが書いてあり、これのイラストもポイント。餡も皮も似たような薄い茶色をしている。

196: いちじく羊羮(羽後本荘)

 いちじく甘露煮本舗「吉野屋菓子舗」という本荘市内のお菓子屋で製造している羊羮。羽後本荘駅で買うことができる。価格は失念(そんなに高くない)。
 賞味期限を3箇月ばかりすぎたある日のこと、初めて切ってみたら、茶色い羊羮であることが判明。味はおかしくなかったので、妙な微生物が繁殖して色が変わったわけではなさそう。
 いちじくの実をつぶして羊羮に混入しているようで、歯触りだけで何が入っているかはわかる。味も「いちじく」してる。

197: すずのこうす塩(上齊原村)

 「かみさい齊の里」(かみさいいつきのさと)という、上齊原村中心部にあるふるさと物産センターで販売。170gのビン詰めで税込み700円。
 「すずのこ」というのは、ネマガリタケという種類の細い竹の子ということで、お料理メモには、「酒粕で煮込んでみそ味で仕上げて下さい。マヨネーズで和えても、美味です。」などと書いてあった。「すずのこ」という字だけみると、「はちのこ」みたいな感じで、怪しい幼虫がビン詰めされているような印象をうけたが、実際は既にのべたとおりのもので、その点ではほっとした。
 煮込むのは面倒だから、そのままマヨネーズでも付けるか~ということで食してみたら、ちょっとエグ味があったけれど、まあまあいける。

198: たきみずな佃煮(上齊原村)

 「滝水菜」という響きの良い呼び名がついているこの山菜、正式には「うわばみ草」というらしい。商品名にどちらの名前を採用するかで、この場合はイメージがえらい違ってしまいますね~。
 シャキシャキしているとかぬるぬるしているといった食感はまるでない。強いて言えば、とても柔らかくした蕨のような感じである。かつおのだしと山椒が利いている佃煮で、味はなかなかのもの。
 人形峠に動燃の事業所があることの方で印象が強いこの村であるが、未開発の山も多く、このような山菜の宝庫ともなっている。
 1瓶100g430円。

199: 二十世紀梨キャラメル(倉吉)

 駅前の土産物屋で18粒入り1箱130円(税込み)で販売。三朝町の宝販売株式会社が発売元。
 梨の果汁が入っているとのことだが、ほんのり感じる梨の風味は、香料の力が大きいのかも。あっさり味のキャラメル。

200: かきドリンク(賎ケ岳S.A.)

 190gの1缶が125円。
 海で採れるカキと違って、こっちのカキ(柿)はくせがないだけに、どうもジュースには合わないようだ(なんつって、海で採れるカキのジュースなんてものも飲んだことないけど。)。岐阜の富有柿を使っているらしく、果汁30%と含有量は比較的多め。酸味料で味を整えようとしているが、「すっぱい柿」というような違和感ある味に仕上がっている。
 鳥取への長距離ドライブに参加した折、夜中に長浜付近で車のガソリンが切れそうになっているのにもかかわらず、国道沿いのガソリンスタンドが一軒も開いていなかったので、止むを得ず給油のために近くの高速に乗って辿り着いたのがここのサービスエリア。 そんなハプニングがなければ、このドリンクはまだ見つけていないはずなんですナ。

201: ながいもかまぼこ(三朝)

 「道の駅・三朝楽市楽座」で630円(税込み)。
 かまぼこの真ん中に、ながいもが丸のまんま入っている。見た目のインパクトはそこそこあるが、かまぼことながいもを一緒にした意味は、味見したところでよくわからん。地域色を出すためだけなのかなあ?

202: なんじゃこらシュー(宮崎)

 宮崎駅の駅ビルに入っているとあるお菓子屋で税別350円で販売。
 「究極のシュー」と銘打って、皮の中に、栗、小倉あんクリーム、カスタードクリーム、チーズクリーム、いちごといったものを詰め込んでいる。ボリュームがある反面、非常に食べにくい。食後の感想を先取りした商品名だと思う。

203: すいか漬け(三朝)

 「道の駅・三朝楽市楽座」で420円(税込み)。小型の源五兵衛すいかをしょうゆに漬けこんだものが2個入っている。
 このすいかは、切ってみるとまだ種も固まっていないような未成熟なものであって、意外と全体的に身がしまっていた。普段お目にかかるようなすいかとは似ても似つかない食感である。そんなに辛くないので食べやすい。

204: かおり米(高岡)

 宮崎の高岡町のビタミン館という道の駅で360円で販売。ごはん1合にサカズキ一杯入れて炊くと、ごはんの香りがしてとてもおいしいということだが、なんかおかしくないか、これ?現代のお米は、それだけ香りがないということなのかなあ。
 この「かおり米」は普通の米より白い米である。で、かおりであるが、これを混ぜたところでどこがどう変わるのか良くわからないというのが私の感想。

205: 元気ちゃんのたべるチャ(原宿)

 土産としてだったら、本来は本場の掛川で買うべきものだが、とりあえず、掛川での調査をしていないので、買える場所としては原宿の「ふるさとプラザ」しか挙げられません。2gのスティックが6本入って360円。
 まあ、煎茶のお茶っ葉には栄養があるから、捨てるなんてとんでもないということで生まれたものらしい。こういう茶食用に開発された茶葉を加工して、ふりかけみたいにしているのがこれ。
 味はまさしくお茶の味で、ふりかけそのものの食感。ごはんにかけるにしても、味にパンチが利いてない。

206: 普賢岳噴火まんじゅう(島原外港)

普賢岳噴火まんじゅう
 ひもを引くと蒸気が「バシュシュッ!」とでて饅頭が蒸し上がるという、特殊容器の中に入っている。税抜きで800円位だったかな?
 噴火当時の島原市長していた鐘ケ江さんは、火山観光で島原復興というビジョンを打ち出したばっかりに市民から批判を浴び市長を退くことになったけれど、これは単に発表の時機が悪かっただけで、この考え自体は正しかったと思うとは、浦上ケ丘YHの「パパさん」の弁。実際、噴火で打撃を受けた地域に人を呼ぶにあたって、目玉になるものといえばやっぱり「火山」しかないと最近になって地元の人々も気づいたらしく、噴火に因んだ物品を売ったり、また、積極的に火山観光を始めたりもしている。このまんじゅうも、そういった火山を逆手にとった商品の一つといえよう。
 味は普通のまんじゅうだが、名前の付け方は見事。

207: 金塊羊羮(高玉金山)

 磐梯熱海に程近い金山が観光開発され、こういうふざけた羊羮まで売られるようになってしまった。400gで1本1050円(税込み)。ちと固めではあるが、ちゃんと食べられる。
 パッケージからして金の延べ棒をイメージしており、ちと眩しい。パッケージの表には、「GOLD INGOT YOHKAN」という刻印まであるという手の凝りようだが、実物の様子からみて、これはどうやら「金色の羊羮の塊」という意味に解釈するのが正しいらしい。(ただし、「99.99」などの他の刻印に関しては、残念ながら説明がつかない。まさか、あずきのうちで国産のが“フォーナイン”ってことはないしねえ。) 黒っぽい普通の羊羮の土台の上に、透明で金箔をちりばめた羊羮の層を配したものがこの中身であって、みたところ、やっぱり金箔の量は少なめである。
 「純金は、古来から不老長寿の薬として用いられ、高級日本酒に包含され、愛飲されていることはご高承のことと存じます。」(知らんわそんなこと!)
 「また、さきに平泉中尊寺藤原三代の遺体より砂金が発見された事実があり、純金は体内にはいりますと金イオンによって内蔵の細胞活力を増大し健康を促進すると言われております。」(藤原三代のミイラと内蔵の細胞活力を増大する作用との関係って、一体全体どうなっているんじゃ?)
 「純金箔の豪華な、きらめきとすばらしい風味は、見て楽しみ、味を楽しみ、きっと皆様にご満足いただけるものと存じます。」(・・・金箔って、・・・味、・・・あるの?)
 このような、謎を秘めた説明書きも付いているんだが、味の方は普通の羊羮と似たり寄ったりで、ぱっとしませんなあ。
 ちなみに、高玉金山に行ってからの後日談になるが、平泉の「夢館」を訪ねた折、売店で同じものを売っているのを確認した。こちらには、柿羊羮に金箔を入れたというバージョンのもの(値段同じ)もあった。

208: びっきっ葉飴(会津田島)

 税抜きで370円。駅に併設された土産物屋で売っている。製造元は、只見町の「ヤマサ商店」。「びっきっ葉」と言われたって、普通の人は何のことだかさっぱりわからんだろうが、良く見かける雑草、「おおばこ」の文字が原材料に書いてあるので、「びっきっ葉」=「おおばこの葉」と解釈していいらしい。
 飴の色がちょっと緑がかっていたのでそれなりに草っぽい味がするのかと思ったら、全然くせがない味に仕上がっている。もし「おおばこ」以外の草を混入していても、そんなことはわからないと思う。

209: またたび飴(会津田島)

 税抜きで370円。駅に併設された土産物屋で売っている。製造元は、只見町の「ヤマサ商店」。見た目は、いわゆる「あめ色」である。
 原材料「グラニュー糖,水飴,またたび」ってことで、「またたび」のグゲーッてな風味が残っているのではないかと心配したが、添加量を調整しているのか「またたび」独特の風味は後味にちょっと残っているかなあと感じる位で、ほとんどわからない程薄い。

210: マルメロのど飴(会津田島)

 税抜きで250円。駅に併設された土産物屋で売っている。販売元は、田島町の「会津みなみ農業共同組合」。
 香りはなかなかいいんだが、かなり酸っぱいっス、これ。「会津産蜂蜜」の力だけでは、「マルメロ」の酸味は抑えきれないらしい(だけど、何度か舐めているうちにハマってくるんだなあ、これが。)。
 「生マルメロ」など酸っぱすぎて食えたもんじゃないってのは、この飴の酸味からだって容易に想像がつきますです。

211: ぞうりぱん(会津田島)

 名前の響きがいいですなあ(・・・どこが?)。5枚1袋のものが税抜きで500円。駅に併設された土産物屋で売っている。
 ぞうりのような楕円柱形状をしており、カラメルに膨張剤をぶちこんで作ったと見られる。したがって、味の方は、スーパーなんかで売っている「黒棒」と、基本的には一緒とみていいだろう。「ぞうりぱん」の方が普通の「黒棒」より、ややソフトに作ってあるという感じは受けるけど・・・。

212: 喜多方ラーメンせんべい(会津若松)

 1袋9枚入りで税込み530円。喜多方でもどこかで絶対に買えるはずだが、具体的に確認がとれているのは会津若松駅構内の土産物屋で販売しているってことだけ。
 喜多方ラーメンのスープで味付けした、こしょう入りの堅焼き煎餅で、蔵の街喜多方をイメージし、蔵の形を型取っている。
 食べる前は味の想像がつかなかったが、いざ食べてみると普通の醤油味の煎餅と一瞬判別つかない位だった。
 「そうか!醤油ベースの味のラーメンのスープなら、煎餅に用いても何ら違和感ないんだな。」
 でもまあ、よく味わうと、こしょうが味を整えているってこともわかり、その辺でラーメンのスープの特徴は出ている。なかなかいけますです、これは!

213: にんにくあめ(野辺地)

 青森の天間林村のにんにくは、特殊な真空処理を施して無臭にしていることで有名(ただし、具体的な方法は企業秘密ということ。)である。これは、その天間林村の無臭にんにくの粉末をブレンドしたあめ(のはず)。袋には「MILD229」なる表示もある。「野辺地町観光物産PRセンター」で、税別300円で販売。
 「臭いが残らない」=「にんにくの風味がない」ということかと思ってたら、あめを口に入れた瞬間、「ウププッ!」っとくる程の強烈なにんにく風味が、舌の上を転がった。舐め終わったあとも、風味が口の中に残っていることははっきりわかり、本当に臭いが残らないのかどうかはちと怪しい。とりあえずまあ、にんにくが大好きな方には喜ばれる味だと思う。

214: 桑の実ジュース(軽井沢)

 軽井沢のジャムといえば「沢屋」のジャムが有名だが、その「沢屋」が作っているジュースってのがこれ。3,4倍に薄めて飲んでくれってな濃縮もので、桑の実の他にグラニュー糖が入っており、糖度40%・・・。広口瓶に300ml近くはあるのではないかという量が入っているが、これで税別180円であるから、やっぱり結構安いというべきなのか?
 グラニュー糖を除けば混ぜ物がないということで、流石に“桑の実”の風味が生きている。しかし、所定の濃度に薄めてもまだ非常に甘いのが難といえば難。職場で試飲会をやってみたが、この点が何とかならんかということで一人が炭酸買いに走った結果、単に水で割るよりも炭酸割りの方が格段にグーだということが判明。瓶には、かき氷のシロップやヨーグルトにも使える旨の記載もなされていたが、こちらがどういう味になるかは試してない。

215: 手割りぶどう糖(横川S.A.)

 でんぷんがアミラーゼで分解されてしょ糖になって、それがマルターゼで分解されてぶどう糖に。まさかそんな消化方法と同じ手法で作ってないだろうなあ、これ。レモンサワーは、このブドウ糖に重曹とクエン酸とエタノールを加えれば出来ると知人が教えてくれたが、願わくば、世の居酒屋が裏でこうやってレモンサワーを作っていないことを祈る。
 品の方は、上信越道横川S.A.で販売。(有)新潟有機栽培の会というのが元々の販売者らしいが、それを高崎弁当株式会社の方でも扱っているため、横川でも買えるということのようである。1袋に140gの白い手割りぶどう糖が入っていて、提供してくれた知人の記憶によれば、400円程度のお値段だったらしい。
 ぶどう糖は吸収速度がもっとも早い糖類で、体内でただちにエネルギー源となるという。かまずにゆっくりと溶かすようになめて下さいとのことである。「持続力、気力根気のない方」にもお薦めだという、何もそこまでいわんでもという宣伝文句が印象的。
 ぶどう糖の粒子自体はかなり小さくてほんとに粉みたいな感じなんだが、がっちり固めてあるということで、口の中に入れてもなかなかこれが溶け出してくれないのである。糖の塊だから甘さもキツいに違いないと思っていたが、これが結構まろやかな味。

216: 棕梠ほうき(平和台公園)

 宮崎神宮の駅から、直線距離にして2km程のところにある平和台公園の売店で310円(平成9年3月現在)にて売っていた。ちなみに“棕梠”という漢字は、「しゅろ」と読む。このほうきは、棕梠の穂の部分を束ねたものである。
 お掃除しにくいところまできれいにチリ,ホコリを払ってくれる便利なほうきだということなんだが、穂についている細っっっっかい実のようなものがボロボロ落ちるということで、実はこれって“ゴミを蒔き散らすほうき”なのである。掲げている用途とこれだけ正反対のことを引き起こす物ってのも、珍しい。(買ったはいいけど、どうしてくれようか?)

217: 糠ぞうきん(通潤橋)

 先の「竹の炭」と同じく、熊本県の矢部町にある通潤橋近くの「虹の通潤館」で販売。
 税別で正規の値段は200円ということだったが、私の行ったときには特別セールのため150円で手に入った。通潤酒造株式会社で製造。
 「柱や床などを、袋のまま軽く拭くようにして磨きます。しばらく使っていると、だんだん艶が出てきます。掃いてから使うと効果的です。」という説明書きのあとには、こんな注意書き。
「一.水に濡らすべからず
     (濡らしてはダメ!!)
 一.強くこするべからず
     (やさしくやさしく)
 一.ひもを解くべからず
     (糠が出てきます)」

 やっぱり、かっこ書きがいい味出してますね。
 ちなみにこの「糠ぞうきん」、糠を白い布の袋に詰めて口をひもで縛ったものから構成されている。しかし販売されている時には、それ自体は上記のような説明書きがシールで貼られている茶色い紙袋の中に入れられ、その紙袋の口もまた、ひもで縛られている状態なのである。紙袋自体に「ひもを解くべからず」という注意書きがあるが故、馬鹿正直に紙袋を外さずにそのまま床を擦っている購入者って、もしかするといるかも知れない。
 で、紙袋の中の「糠ぞうきん」本体であるが、糠味噌のかぐわしい香り(?)がして、なかなかのもの。結局、注意を守らないと、拭いたところが片っ端から the fragrance of "nuka-miso" の餌食になるのがオチということのようである。

218: すしピザ(塩釜口)

 名古屋市営地下鉄塩釜口駅のすぐそばの「まとい寿し」という寿司屋で食べられる。持ち帰り用のものも作ってくれるそうなんで、土産とすることも可能。
 すしピザの「小」は単品で1000円であるが、お昼に行くと、すしピザセット(サラダ,コーヒー付き)をランチでやっていて900円で味わえる。
 両面を焼いた板状の鮨飯の上にケチャップを塗り、さらにそれにピザの具を乗せたという感じのものである。具としては、蛸,海老、ピーマン,玉葱,サラミといったものが使われ、それが溶けたチーズに絡まっている。ドリアみたいだという知人の感想もあったが、私は食べてみてドリアとは別物だと感じた。しかし、これはこれで味がまとまっており、美味しい。

219: 手延小江戸芋ラーメン(川越)

 税込み300円の黄金色したラーメン。川越の仲町バス停近くの「田中屋」という店で売っていたのを購入したが、「田中屋」の店は菓子屋横丁にもあり、そちらでもこれは販売していた。
 遠く中国に古来より伝わる甘藷打ちの技法を取り入れ、今までのラーメンにはなかった、なめらかな舌ざわりと独特のこしを出したという触れ込み。
 茹でてみたら、かなり白っぽい色になった。普通のラーメン屋で出てくるような麺とは違って、むしろソーメンとかひやむぎなんかに近い食感。確かに、舌ざわりやこしは普通のラーメンのものじゃない。さつま芋の味こそしないが、しょうゆ味のスープでおいしくいただける。
 原材料名として、「めん(小麦粉、甘藷、食塩、かんすい、天然色素) ラーメンスープ、調味油、かくし味」という表示がなされていたが、「かくし味」ってそもそも原材料なんだろうか?(このラーメンでは、液体のラーメンスープに加える粉末スープにあたるものを「かくし味」としている。)

220: ライスクリーム(川越)

 この商品名からして、米から作ったクリームではないかという印象を受けるが、実際には、このお菓子に「クリーム」は一切使われていない。アイスクリーム用の円錐形のコーンカップの上に、水飴を絡めたライススナックが「ゴボッ!」と乗っかっているというのが、このお菓子の正体。色を付けていないと子供の興味を引かないのか、水飴には着色料を混合してある。1袋5個入りで、色は赤,緑,茶色の3色。
 「確かに形の面では面白いけれど、本当にうまいんか?」 一抹の不安を感じつつ購入したが、悪いことにこの予感は的中していた。ライススナックがでかい上に硬くて食べにくい(コーンカップの上に盛り上がっている塊につき、表面部分を削るように食べるしかない。)し、コーンカップとの取り合わせも、味において何ら相乗効果をもたらしていないのである。どうしてこのような商品が生みだされたのかという経緯を考えるに、どうも私には、名前が先に閃いて、あとからモノを作ったとしか思えない。
 菓子屋横丁の「田中屋」で、税込みで5個350円であった。

221: あぽんライス(酒田)

 酒田観光みやげ品センターにて、5個入り税込み270円だった。基本的には、すぐ前で取り上げた「ライスクリーム」とほとんど同じものと考えてもらってよいが、こちらの方は着色料なぞ使っていない模様で、「ライスクリーム」よりは健康的。しそ,きなこ,チョコの3種類が入っている。
 水飴を絡めたライススナックがコーンカップから頭を出しているのは「ライスクリーム」と同じだが、こちらの方ではライススナックを「ライスクリーム」程盛り上げていない点、及び、コーンカップのずっと下の方までライススナックを詰め込んである点で、「ライスクリーム」よりずっと食べやすい。特に、コーンカップへのライススナックの詰め込みがしっかりしている故、食感も「ライスクリーム」とかなり違って感じる。こちらは、まあまあのお菓子だと思う。

222: 焼いも飴(川越)

 いもパウダー入りキャンディー。1個10円(税込み)で、川越の仲町バス停近くの「田中屋」で購入。
 飴は「焼きいも」のごとき黄色だが、これは「いもパウダー」から来る色ではなく、混入されているベニバナ色素から来る色だろう。「焼きいも」の味と香りが楽しめ、飴にしては「めちゃくちゃ美味」という部類に入ると思う。口に入れた瞬間、「イモ~!」って感じがグー。ただ、舐めると何故か舌が荒れがちになるというのは気のせい?

223: しょうゆの実(狩川)

 「YSKながほり」という駅近くのコンビニで、150gを税別120円で販売。余目町のハナブサ醤油合資会社が製造している。大豆,小麦,米,食塩,砂糖,酒精が原材料。
 醤油の絞り渣に酒を混ぜた感じのもので、ごはんに少量まぶすと程よい味になる。結構ハマる味。

224: アマランサス(狩川)

 JA庄内たがわ立川加工所で製造し、駅近くの「Aコープたちかわ」で販売。1袋6g単位で20袋付き、税別で1000円。
 なんだか知らないが、蛋白質,脂質,ミネラル,繊維質が多量に含まれているなど、とにかく優れた栄養特性を持ち、NASAの宇宙食の一部にも採用されているという穀物。メキシコからアンデス南部が原産のヒユ科の一年草で、「古代インカ帝国の恵」、「仙人殻(仙人の食べる穀物)」とか呼ばれているそうだ。
 キビと同程度かそれよりむしろ若干小さめという粒の細かさ。米3~5合に対して1袋混ぜてくれとのこと。そのとおり炊いてみたら、米の間に所々見え隠れしているような状態で、全然目立たないし味の特徴もよくわからんかった。

225: 紅花あめ(草薙温泉)

 陸羽西線高屋駅から2kmばかり離れた草薙温泉にある、最上川芭蕉ライン舟下りの終点「最上川リバーポート」にて、300円(税別)で販売。
 何の変哲もない飴かと思っていたら、かなり“激しい”味であった・・・。紅花独特の強烈な風味が、そのまんま生きているって感じ。全体的に黄色っぽい飴で、断面の真ん中のあたりに緑と赤と黄色を使ったちょっとした模様付けがなされ、そのまわりに紅花の赤い点々がちりばめられている。

226: 九重(仙台)

 結構有名な仙台銘菓。明治34年に明治天皇が仙台に行幸した際に献上したところ、ふくいくたる香りと高尚な味が大変好評だったとのことで、その時のお供の人が「けふ九重に匂いぬるかな」という古歌の一節に因んで「九重」と命名したのが、名前の由来ということである。
 120g詰めの袋の単品だと税抜き価格550円。仙台駅近くの九重本舗「玉澤」で販売。「ぶどう」,「ゆず」,「抹茶」の3種類があった。
 袋を開けると、もち米と純糖をベースに作られた雛あられ位の大きさで球形をした粒々が入っている。このお菓子はこのまんまで食べるんではない。店でもらった「九重のしおり」に書いてある「たのしい《九重》の飲み方」によると、コップに大匙2杯位を入れてお湯,ミルク,水などを注いで約1分、粒々が浮き上がったところで飲んでくれとのこと。いわば「飲み物のもと」なんである。
 粒々からエキスが溶け出す分軽くなってだんだんと浮き上がってくるというのはわかるが、水に入れてかき回さない状態でも約1分という短時間でポコポコと浮き上がって来る早さには驚いた。浮き上がってきた直後の粒を観察してみると、エキスが粒の真下に向かってゆらゆら流れ出ていたが、このメカニズムは私にはわからないです。

227: ビアンラルク(北上)

  お米から生まれた乳酸飲料ということで、遠野地方農業共同組合農産物加工所が製造している物品。遠野で採れた良質のお米に、新鮮な牛乳とりんご果汁をたっぷりと入れて発酵させたものだそうだ。「ビアンラルク」とは、イタリア語の「ビアンカ(白い)」と「ライス&ミルク」とを爽やかに結び付けた品名ということ。
 ヨーグルトのようだが、米が入っているせいかまろやかな味に仕上がっている。ただし、米が入っていることをこの味だけから判別するのは非常に困難かと思う。
 イトーヨーカドー北上店地下1階の「お茶の井ケ田」で、720mlを税別1000円で販売。

228: ゆずコーヒー(河辺)

 河辺駅のすぐそばにある「からさわ珈琲店」で、100g入り1缶500円。原材料は、「コーヒー,香料」ということで、「フレーバーコーヒー」というものなんだそうだ。コーヒーの挽き方は中挽き。入れ方は、通常のレギュラーコーヒーと同じだそうである。
 入れる前はコーヒーの香りしかせず、「ゆず」の「ゆ」の字も感じないが、お湯を注いだ途端に「ゆず」の香りがモアモアッと溢れ出し、コーヒーの香りを完全に抑えこんでしまった。コーヒーの色は普通に入れてやや薄め。若干黄色っぽい気もしないではない。
 原材料の表示からみてコーヒーに香料が加えられているだけだと思われるので、香りだけが「ゆず」かと思ったら、味も「ゆず」してる!まさに気分はバスクリンで、何か風邪に良さそうな飲み物である。コーヒー飲んでいる気がしない。

229: みかんコーヒー(河辺)

 河辺駅のすぐそばにある「からさわ珈琲店」で、100g入り1缶500円。原材料は、「コーヒー,香料」ということで、「フレーバーコーヒー」というものなんだそうだ。コーヒーの挽き方は中挽き。入れ方は、通常のレギュラーコーヒーと同じだそうである。
 入れる前はコーヒーの香りしかせず、「みかん」の「み」の字も感じないが、お湯を注いだ途端に「みかん」の皮の香りが飛び出て、コーヒーの香りに勝ってしまった。コーヒーの色は通常のコーヒーっぽい濃さ。
 飲んでみると、「み~かん~のか~わが~ は~いって~いる~ 」ってな感じで、口の中に「みかん」の皮の味と香りがやってくる。これも「ゆずコーヒー」同様、コーヒー飲んでいる気がしないというものだけど、「ゆず」ほどには「みかん」の主張は強くない。

230: さくらんぼ羊かん(草薙温泉)

 「紅花あめ」の購入場所と同じ所で、300gを400円(税別)で販売。濃ゆいピンク色しているのは着色料のせいということで、体に悪そう。一応、山形特産の「さくらんぼ」も原材料に名前を連ねているのかなと思って見てみたが、残念ながらそういう事実はなかった。山形市内のタカチホ(株)が製造元。
 はっきりいってまずい!羊羮は固めで、かなり甘ったるい。そこに香料による「さくらんぼ」っぽい香り付けが加わって、もはや最悪の状態。

231: ラ・フランス羊かん(草薙温泉)

 「紅花あめ」の購入場所と同じ所で、300gを400円(税別)で販売。緑色しているのは着色料のせいということで、これも体に悪そう。一応、山形特産の西洋なし「ラ・フランス」も原材料に名前を連ねている。山形市内のタカチホ(株)が製造元。
 「さくらんぼ羊かん」よりは、いくらかマシな味の仕上がりになっている。梨の羊羮だからか、香り付けは「さくらんぼ羊かん」程ドぎつくなく、また、甘さの点でも確かに結構甘いには甘いが、それでも「さくらんぼ羊かん」よりはややセーブされているかなあという感じ。梨独特の食感を生みだす石細胞のようなものも僅かながら羊かんに入っているような口当たりで、「ラ・フランス」が入っている旨の原材料の表示も嘘ではない模様だ。

232: 紅花の種(草薙温泉)

 「紅花あめ」の購入場所と同じ所で、25gを350円(税別)で販売。土産物屋では、食べ方はどうのという解説の札が立っていて、だから私も、そんじゃあいっちょどんな味がするのか試してみようかということで購入したはずだった。
 で、家へ帰ってパッケージについている紙を見る。 『栽培のしおり 花ことば-恋心
  耐寒性…一年草・草丈80cm~100cm・きく科
  蒔き時…春3月~5月 花どき7月~10月
  秋まき関西、九州地方…
       9月~10月 花どき翌年4月
  まき方…発芽適温20℃日当たりのよい場所
      タネが土にかくれる程度
    肥料は油粕の腐汁が最適です。』
 おいおい、なんじゃこりゃ?これしか書いてないんかい?こちとら食べようと思って買ってきたのに「花ことば」書かれたってねぇ。記憶では、「ごはんと一緒に炊いて食べるんだよ~!」ってな事だったような気がするんだが・・・。
 “なせばなる ならざるはなし なにごとも ならねはひとの なさぬなりけり”と米沢藩主上杉鷹山が詠んだのは、彼が着手していた藩内の改革が壁にぶちあたっていた時であると聞く。かの歌に関しては、改革を結局は成功に導いた彼の意志の強さを表していると評されるのが一般かと思うが、これって単に、「そうとでも思ってなけりゃやってらんねえや」という心境で詠んだだけって見方も出来ないではない。「紅花→山形県→上杉鷹山」という連想で脱線しちゃって、しかもこの歌と今回の品との間に何の関係があるのか、実は自分でもいまいちよくわからないのだが、とにかく私は敢えて栽培をすることはせず、あくまで食べる方向に走ったのであった。
 「まあ、炊いてみるべえな。」
と、うっすらとした記憶を頼りに、「紅花の種」を御飯と一緒に炊く。念のため、食えなかった時の被害を最小限に食い止めるため、炊く時点では御飯の上に「紅花の種」が乗っかっている状態のまま、電気釜にスイッチを入れた。混ぜてエントロピーを大きくしちゃったら、後で「紅花の種」だけを回収する事態になった時に手の付けようがないからである。
 さて、炊き上がってみて「紅花の種」だけつまみ上げて試食。ところがである、種の外側の殻の部分が食えるような状態でないのである。殻の中身はかなり油分が豊富で、「べ~にばな油はっ、あ~じの素っ!」というCMなんかでお馴染みの紅花油はこれから採るのかなと想像してしまった。ナッツ系の少しクセのあるお味である。
 ともかくそういうわけで、まあ種の中身はなんとか食べられるものだった。しかしながら、種自体はヒマワリの種を若干小さくした程度の大きさであるからして、種から殻を一つ一つ取り外しながら食べるなんてことはまともな神経で出来るこっちゃない。つまり、どうも殻が邪魔になって普通には食べられないという結果を得たわけである。製造発売元が「(有)お茶の山一」ということで、何か食用になりそうな印象なんだがなあ。
 これを買った土産物屋で、もしかして違う商品の解説を「紅花の種」の解説と勘違いしていたのもしれないが、もしそうだとしたら、私は単に誰も考えないような新たな方面での“ゲテモノ食い開拓”をしてハマっただけということになる。特別な調理方法が書いてあったのを、私が良く読んでいなかったという可能性もあるんだけど・・・。
 真相は買った現場に行ってみないとわかりません。どなたか機会があったら調べてきてください。

233: さくらんぼ甘納豆(草薙温泉)

 「紅花あめ」の購入場所と同じ所で、200gを500円(税別)で販売。
 ご想像の通り、かな~り甘いです。砂糖や漂白剤が使われていて、さくらんぼの実はシャキシャキしている。見た目がやけにガッチリしていると思ったら、種はそのまま残されていた。なかなか食べにくいけど、そんなにたくさん食べる気もしないモノ故に、これで丁度いいのかも?

234: きくみそ(酒田)

 酒田観光みやげ品センターにて、200gが税込み630円だった。
 「酒田の菊みそ」は、地元の赤みそ,菊の花びら,鰹節と、たったこれだけの材料でつくられている。これはお湯を注ぐだけで手軽に味噌汁になる伝統のインスタント食品で、西回り航路で栄えた「酒田」古来からの知恵なんだそうだ。何故「菊」が使われているかというと、これは防腐剤として作用し、また血圧を下げる効果もあるためらしい。
 出来上がったみそ汁は、案の定かなり菊の香りが利いていた。

235: 黒米羊かん(登呂遺跡)

 購入場所は「どくだみ煎餅」と同じ。値段は失念。
 白餡を使った上品な味の羊羮の中に、黒米の米粒が点在している。賞味期限を2ケ月ばかり過ぎてから賞味したためかどうかはわからないが、黒米が心持ち硬いのがちょっと食べてて気にはなる。

236: 漬物せんべい(蔵王温泉)

 蔵王温泉のバスターミナルの真ん前にある土産物屋で販売。「南蛮漬」と「みょうが漬け」の2種類がある。それぞれ、14枚入り1袋350円(税別)。
 小麦粉ベースで軽い感じの、丸いんだけれどひん曲がって歪な形のせんべいの表面に、漬物を混ぜた砂糖の衣が被っている。甘すぎず辛すぎず、どちらの種類も無難な味。名前が名前だけに、土産としてのインパクトは大きいと思う。

237: 生豆腐うどん(酒田)

 酒田市物産館で1000円(税別)で販売。生うどん400gと飛魚のつゆ100mlがセットになっている。酒田市中町にある「まごころ茶屋 兵六玉」の製品。
 庄内産大豆を使った純度100%の豆乳と小麦粉で練り上げられた「うどん」で、塩以外の一切の添加物は使用されていない。「うどん」はやや細めで、茹で時間は3分位。腰が強くて舌触りもなめらかだという説明書きも、嘘は言ってないです。また、つゆの方も、口にいれた瞬間にグッとくる、なかなか個性ある飛魚のだしが利いている。
 ということで、飛魚のつゆに付けて食べたせいなのか、大豆の香りがするところまではわからなかったこの「うどん」ですが、しっかり値が張るだけのことはある味です。賞味期限が製造してから1ケ月間で、しかも冷暗所での保管が必要ということだから、夏場の長期旅行で持ち歩くのはお薦めしません。

238: かわいペリーラ(平泉

) 「太陽の恵みをいっぱいに受けて育った片面紫蘇(表葉が青、裏葉が赤)の葉のエキスと早地峰山麓のトチの花から採取した純粋蜂蜜をブレンドして生まれた大自然の香り豊かな飲み物です。」との表記がされていた、岩手県下閉伊郡川井村で開発された紫蘇入り清涼飲料。原材料は紫蘇,蜂蜜,クエン酸,りんご酸となっている。100ml入りの小瓶が、平泉の「夢館」売店で税込み210円であった(1000円程度で大瓶の販売もしてた)。ちなみに、イトーヨーカドー北上店地下1階の「お茶の井ケ田」でも、大瓶だけなら売っている。
 鮮やかな紫色のドリンクだが、瓶が茶色いために蓋を空けてみなければ色はわからない。ほんのり甘く、紫蘇の風味が濃縮されている。無難に飲める味。

239: お米コーヒー(河辺)

 河辺駅のすぐそばにある「からさわ珈琲店」(日曜定休)で、100g入り1缶500円。コーヒーと米とをブレンドしたものを中挽きしてある。
 お湯を注ぐ前から香ばしい炒った米っぽい香りがしている。普通に入れてみるとかなり色が薄い出になってしまうが、モノがコーヒーと米のブレンドだから、実はそれで具合が丁度いいようになっているのである。米との相性を考えてかコーヒー豆の方はかなり酸っぱいものを選んでいるが、普通に入れればコーヒーの酸っぱさはわからない。
 で、味と香りであるが、どちらもコーヒーと玄米茶とを足して2で割ったような感じ。今まで経験したことがないような味なんで、飲んだ人によっては味覚が狂ったという感想も出た。

240: 豆富カステラ(横手)

 駅のキオスクで冷された状態で売られておった。税込み価格で、小が370円,大が480円,くるみ入り430円だった。製造元は「(有)藤倉食品」という横手市内の会社。
 「かまくら育ち」の豆腐菓子。「大豆蛋白100%の栄養価の高い豆腐料理で健康とお茶うけに大変喜ばれる横手地方独特の食べ物です。」という表記があったが、一方で原材料の部分には「大豆・膨張剤・砂糖・卵・塩・小麦粉」と書かれている。「卵に含まれている蛋白質はどうした??」ということで、「大豆蛋白100%」というのは嘘か? 道端や家々の門口に作られ、子供達が中で水神様を祭り、ゲームや飲み食いをやらかす高さ約2mの雪室。横手の冬の風物詩でもあるそんな“かまくら”は、観光客に今も人気が高いらしいですな。
 ということで、その“かまくら”の中で実際に作っているかどうかということは別にして、「かまくら育ち」の“かまくら”とは、“鎌倉”ということではないんで、間違っても鎌倉くんだりから横手まで運ばれたお菓子ではありません。(観光ポスターとかで、侍の格好をした連中が“かまくら”の中でお茶なぞすすっている場面に、「いざ、かまくら。」なんてキャッチコピーを付けたものとか、いかにもありそうな気がするけど、実際どうなんだろ?)
 冷やして売られていることからも想像に難くないように、賞味期限は比較的短い。大豆の風味がかなり強く、ほんのり甘い。堅さは木綿豆腐程度かな?大量に食おうとすると、すぎに飽きてしまうかも?
 賞味期限がすぐに来るということもあって、一人では食べ切れないということもあり、職場のお茶飲み場に「漬物せんべい」と「これ」とを両方お土産として置いておいたら、こっちの方が早くなくなった。

241: イオン豚ワインみそ漬(酒田)

 ヒレ(400gで4000円),ロース(500gで3000円),肩ロース(500gで2700円),モモ(500gで2000円)の4種類があったように記憶している。酒田市物産館で扱っていたが、実物はその場に置いてなく、私は結局「ロース」を送ってもらうよう手続きして賞味した。
 写真では肉が7枚写っているのに実際には6枚しか入っていないということで、若干のケチはついたものの、焼いた時の味はなかなか。そもそも「イオン豚」というのはなんぞやということであるが、どうやら「イオン水」で育てられた豚ということらしい。「イオン水」を使うことにより、豚の腸内細菌が少なくなって豚が病気になりにくいという効果の他、肉の味が格段に良くなるという効果も得られるそうだ。そして、その「イオン豚」を地元「月山ワイン」の白を使って、白味噌でサッパリ漬けたというのがこの商品。
 肉が味噌に漬かりすぎない程良い状態で食べてもらうためであろう、すぐに食べないのなら冷凍室で保管してくれという内容の注意書きもあった。焼いた時の香りが一番の売りだという。
 私の平成10年1月の東北旅行のルート(最上峡-酒田-秋田-平泉-蔵王温泉)を決めた要因の一つが、実はこの品。酒田で「イオン豚」の探索をするがため、最初に日本海側から東北入りしたのであったが、何にせよ見つかってよかったよかった。

242: ひまわりみそ(北上)

 イトーヨーカドー北上店地下1階の「お茶の井ケ田」で、700g(700ml)を税別800円で販売。岩手県北上市和賀町の町産丸大豆,米,塩,ひまわり種子を原材料とした味噌で、なんだか見てくれは心持ち色が濃ゆい。
 とりあえず、買っちまったもんは消費せねばということで、それまでほとんど自炊とかしてなかったけど、購入後はしばらく、大鍋一杯に味噌汁作っては一週間位で平らげるという生活が続いた。これと同時期には、「アマランサス」を混ぜた御飯についても、炊いては平らげるということを繰り返してたということもあり、これをゲットしてきた東北旅行から帰った後、しばらく私は、「ひまわり」と「インカ帝国の恵」がセットになった謎の栄養を、せっせととっていたという次第である。
 独特の風味を感じたわけではなかったが、普段使っている味噌よりも、味はなんとなくあっさりしていた気がする。

243: かわいブラックビーンズ(平泉)

 岩手県下閉伊郡川井村で開発された黒豆入り清涼飲料。「岩手県川井村の大自然の中で育った黒豆(岩手黒平豆※ガンクイ豆ともいわれている。)のエキスと早地峰山麓のトチの花から採取した純粋蜂蜜をブレンドして生まれた大自然の香り豊かな飲み物です。」との表記がされていた。原材料は黒豆,蜂蜜,クエン酸,りんご酸となっている。100ml入りの小瓶が、平泉の「夢館」売店で税込み210円であった(1000円程度で大瓶の販売もしてた)。ちなみに、イトーヨーカドー北上店地下1階の「お茶の井ケ田」でも、大瓶だけなら売っている。
 やや渋めの紫色したドリンクだが、瓶が茶色いために蓋を空けてみなければ色はわからない。やや酸味が効いている感じの味で、普段食べ付けていないせいもあると思うが、どの辺りが黒豆の風味なのかということはよくわからなかった。無難に飲める味ではある。

244: ひっつみ(北上)

 イトーヨーカドー北上店地下1階の「お茶の井ケ田」にて、税別380円で販売。産地は石鳥谷で、「有限会社酒麺本舗藤根食品」という会社が製造している。1袋に180g入っており、これは3人分ということ。
 「ひっつみ」と聞いただけでは一般の人はどんな食品なのかわからないと思うが、「干しひらめん」というのがこれの正体。要するに何がポイントかというと、麺に清酒(吟醸銘酒)が混ぜてあるのである。「そば」,「わかめ」,「小麦」の3種類があったように記憶している。
 私が購入したのは「そば」の「ひっつみ」である。作り方を見ると、麺から色々な旨味成分が溶け出すからだろう、麺の茹で汁は捨てずに利用するよう書いてある。麺が茹であがったところで、麺に添付されている「めんつゆ」と「かつお粉末」とを茹で汁に加え、さらに1,2分茹でれば出来上がりということだが、この汁が特に絶品。
 2月の日曜日の昼さがり、大鍋で作ってあった「ひまわりみそ」使用の味噌汁が前日に一旦片付き、その鍋がフリーになったということもあって、今日の昼御飯はこれにしようと一気に一袋全部を茹で上げた。しかしながら、茹で汁の分量が約1.8lだったりするから、一人で汁まで含めて一度に平らげるというのは無理なお話である。仕方がないので、麺だけはなんとか全部お腹に詰め込んで、夜は残った汁を使って雑炊を作ったのであった。
 石鳥谷は日本三大杜氏の一つ“南部杜氏”の発祥の地としても知られる酒処。そこで作られる地酒のこくを麺に生かしたというのがこの品だそうだ。清酒のアルコール分は麺を乾燥する段階で蒸散しているが、エキス,酵母菌の酒精が残り独特の風味を醸し出している。「ぺらぺらうどん」なんかより、よっぽど食べやすかった。

245: 熊笹ようかん(平湯)

 奥飛騨クマ牧場で販売。
 奥飛騨産の熊笹を微粉末にして羊羮に練りこんである。一口ようかんの形態で1袋に8個入って630円(税込み)。甘さも熊笹の香りも丁度よく、なかなか上品な味。

246: あぶりもち七味唐辛子(平湯)

 串焼きの形式で餅を焼いて作った煎餅。表面が赤く見える程に七味がかかっているので、案の定辛い。
 串に3個ばかり刺さっている形態が、何となく妙だった。
 奥飛騨クマ牧場で税込み210円。

247: 山いもの砂糖漬け(信濃木崎)

 『日本の郷土料理を代表するヤマノイモ(ジネンジョウ)はとろろ汁のほか、酢のものなどの一品料理に栄養的にも、味覚のうえからも優れた日本人好みの食物です。-』という説明がついていたが、砂糖漬けになっちゃっているものに対してこんな説明したところで、最早どうしようもないんじゃないかい?
 とまあ説明書きにイチャモンつけるのはこの位にしよう。肝心の味の方はというと、丁度程よい甘さでこっちは文句の付けようはない。山いも本来の微かな酸味も感じられ、なかなかよろしいんではないでしょうか?ちょっぴり湿り気のあるサクサクした食感もO.K.である。
 信濃木崎から歩いて10分程のところにある「ゆ~ぷる木崎湖」で、500円(税別)だった。

248: ピーナツ甘納豆(上松)

 中央本線上松駅からバスで5分、「ねざめ」バス停近くの「レストハウス木曽路」で税込み450円。
 読んで字のごとくピーナツを甘納豆化したってやつで、なんとも重みのある味わいのするお菓子である。そこそこ柔らかく、甘さの程度も適当。

249: ベビースター信州わさびそば(上松)

 お馴染み「ベビースターラーメン」の信州限定「わさびそば」版。安曇野のわさびと戸隠のそば粉を使用しており、「そのまま食べれるそばスナック」と銘打っている。結構わさびが効いてて辛いんだが、そばとわさびの風味が生きていてなかなかおいしい。「たかが駄菓子」と一言で片付けることは出来ないような、味に対するこだわりというものが感じられる。
 ピーナツ甘納豆を売っていたレストハウスで、20g入りの袋が8つ入った箱を550円(税込み)で販売。それなりに材料を選んで作っているせいか、結構値は張っている。

250: すいかカステラ(波田)

 松本電鉄波田駅そばの「シュテルン」という洋菓子の店で、1箱1350円(税別)で販売。波田町は下原すいかで有名な場所である。
 表面にカボチャの種のようなものがちりばめられているカステラで、切ってみると中は赤い。職場へお土産として持っていく前に一切れ味見をしたら、たっぷり使われている洋酒(たっぷり使われ過ぎてて、包みがベトベトになっていたのには閉口。)に負けじと、すいかの風味がフワーッと口の中で広がった。
 「こりゃ解説しなくても、一口食べれば何のカステラだかわかるだろ。」
 ということで、正体を明かさず職場のお茶飲み場にこの赤いカステラを切っておいておいたところが、
 「めんたいこか?」
 とか、
 「鮭ですか?」
 ってな反応が返ってきたりして、実のところわかる人はあんまりいなかったのであった。まあ、せっかくそういうお言葉をいただいたんで、そのうち「めんたいこ」や「鮭」のカステラを見つけた暁には、また職場へのお土産にしようかと思っている今日この頃である。

251: ビールっち漬(白馬)

 「パリパリきゅうり」と「野沢菜」の2種類。それぞれ470円(税別)で白馬駅前の(有)白樺土産品店で販売。ビール酵母エキスを使ったしょうゆ味の秘伝のたれに漬け込んである漬物。
 食べる前は味が濃いのかなと思っていたが、意外にあっさり。唐辛子が入っているので食べた後に舌にピリピリ来るけれど、微かなピリピリ感なので心地良い。
 味付けはどちらの種類のものもそう変わらない感じだが、 「野沢菜」の方は堅くて噛みきれないようなモノを使っちゃっているので、「パリパリきゅうり」よりもポイントが低くなる。

252: 寒天蜂蜜(松本)

 たれない蜂蜜。蜂蜜と寒天しか入ってないらしい。松本駅の駅ビル地下のパン屋にて、税別25円で14g入りパックを販売。伊那食品工業株式会社が製造しているとのこと。
 スプーンですくってみた感じだと、柔らかい蜂蜜ゼリーでという感じだが、パンに塗ってもなじむよう、かたさを微妙に調整している。味は蜂蜜そのものであるから、見た目がゼリーでもそのままそれだけ食べるってのは止めた方が良い。

253: とっからこしょう味噌(信濃大町)

 名前からして胡椒が入っていそうな感じだが、原材料にそのような表示はなく、「味噌,青唐辛子,大根,人参,胡瓜,しその実,調味料(アミノ酸),酒精,甘味料(ステビア),増粘多糖類,香辛料」となっていた。青唐辛子が効き過ぎてたら処理するの大変だなあと、買ったときには危惧したのであったが、実際には小気味良い辛さで丁度いい味加減であった。御飯が進みます。
 信濃大町駅近くの「いーずら大町特産館」で1瓶130gが税別400円。

254: すっぽんパワースナック(高山)

 「もうちょっとマシな味付けできないのか?」と、一口食べて思った。スナック菓子でここまでマズイってのも、そうそうないんじゃないかと思う。いくら体に必要な栄養素をふんだんに盛り込んだからって、食べる気がしないとなりゃどうしょうもない。もうちょっと菓子らしくしておくんなまし。
 原材料は、小麦粉,馬鈴薯澱粉,植物油,すっぽん粉,ビタミン,鉄,骨カルシウム,にぼし粉,DHA,CPP,食塩(なると浜の塩)ということで、すっぽん粉だか骨カルシウムだか、それともにぼし粉が原因だか知らないが、とにかく食欲を減退させる風味がする。奥飛騨温泉郷にある平湯ナガセスッポン養殖場のスッポンを使っているとのことで、その養殖場がある平湯の「生涯現役センター」でも販売していることは確認している。
 飛騨高山の亀吉本舗というところが製造発売。高山にある観光デパート「資清堂」で税別460円だった。正六角形の一辺から矢印が飛び出たおそらくスッポンをイメージしているであろう形の袋に、六角形で反りが入ったスナック菓子が95g入っている。
 これ以上正確な商品情報を開示すると、確実にレッドカードになってしまうので紹介はこの辺まで。とにかく、珍しいけどマズイという警告も兼ね、あえて取り上げてみました。

255: 朴葉包み味噌かすていら(高山)

 「かすていら」という響きが古風。表面に白いゴマがちりばめられた茶色いカステラである。朴葉に包まれて売られているというのは間違いないけれど、カステラの透明な包みの上から朴葉かぶせてあり、予期していた直接カステラ包む形態とは違っていた。
 味噌の風味を割と控えめにしているため、そんなに味には違和感を感じることなく食べられるが、ちょっとしっとりさに欠ける気はする。
 高山の中橋近くのおみやけ処「角桑」で販売。税別500円。

256: 熊力ドリンク(平湯)

 奥飛騨クマ牧場で自動販売している無炭酸の清涼飲料水。税込み価格300円。
 どの辺りが熊なのかと成分表示を見たら「動物胃抽出液」との記載はあったが、その動物が何かということは何にも書いてない。パワーが出るというのでこういう名前が付けられているだけで、実際には熊とは関係ないのかも?薄めの甘酸っぱい味。香料とかも入っているが、何の香りがついているのか全くわからん。
 自動販売機には「期待されて新登場」と書いてあったが、一体誰がこんなもんに期待してたんだろ?製造元だけか?

257: りんご羊羮(高山)

 白餡,砂糖,寒天,りんご,塩,香料,着色料が入っている。高山の「じゅげむ」という土産物屋で1本税別600円で販売。
 桃色した羊羮の上にりんごの煮たものが乗っており、薄く透明なゼリー層でそれを覆った形態。甘さは比較的抑えている方だと思う。桃色の羊羮と上のゼリー層との密着性がすこぶる悪いので、あんまりきれいな形で切ることはできないかもしれない。

258: ラベンダーようかん(高山)

 ラ・・・、ラベンダーの香りが強烈~!色からして真っ紫っ紫(まっしっし)で食べる気がしないんだが、香りがそんなんで味も甘すぎオゲゲである故、最早前向きな評価のしようがない。
 そもそも、何で高山でラベンダーなのかがよくわからないのだが、その高山にある「じゅげむ」という土産物屋で1本税別400円で販売。原材料にラベンダーの文字は一切確認出来なかった。

259: 納豆エキス「いのちの素」(信濃大町)

 納豆の糸の成分を濃縮して結晶化した健康食品。納豆の糸の他、炭酸水素ナトリウムが成分として含まれる。茶色い小さな瓶にサラサラの薄茶色の粒を封入。5gで税別700円だから、結構高級品かも。料理の味付けに使うといった用途ではなく、そのまま食べてくれということ。結晶とはいえしっかり納豆の臭いはさせており、口に入れるとネバ~ッ!あんまりうまいもんじゃないけれど、体に良さそうではあるから、たまには食べることにしようかなあ?あと四箇月くらいで賞味期限だけど・・・。
 信濃大町駅近くの「いーずら大町特産館」で販売。

260: 熊の油(平湯)

 奥飛騨クマ牧場で税込み1000円で販売。現地の売り場の表示だと、火傷,ひび,あかぎれ,切り傷などに効くとなっていたはずだが、買ってきてみると説明書きが何にも付いておらず、従って今後は記憶を頼りに使用していくしかない。原材料も不明である。
 塗り薬の形態をとっており、においはなく色は白い。最近、日々ぬくぬくと過ごしてしまっているので、使う機会ってのはないんであるが、たぶん効能としてはガマの膏と同じようなもんなんじゃないかと予想している。

261: 漬物ステーキ(高山)

 飛騨では昔より漬物を焼いて食べる習慣があり、冬にはこれが特に野菜としての役割を担っていた。そしてその独特の旨味ゆえに、食料が豊富になった現在でも、飛騨の多くの家庭や料理屋でおかずの一品として焼いた漬物が食べられている。
 この製品はその飛騨の伝統的家庭料理「漬物ステーキ」を現代風にアレンジしたもので、漬物は乳酸発酵させており、体に非常に良いという触れ込み。キムチ味,みそ味,しょうゆ味の3種類がある。高山の飛騨物産館(ここでは1袋が税込み各370円)をはじめとして、高山のあちらこちらの土産物屋で見かけた。
 一番味がしっくりきてたのは「しょうゆ味」だったが、どれもそれなりにおいしい。袋に漬物を焼いてタレをかけた後にぜひ玉子を入れてくれといったことが書かれていたが、確かに玉子を入れた方が味がマイルドになって良い。
 漬物の具になっているのは、白菜,かぶら菜,高菜,人参,山くらげといったものであるので、シャキシャキした歯ごたえである。

262: こおり餅(信濃大町)

 全部漢字に直すと「氷餅」。安曇野で生産された餅米を100%原料とし、北アルプス連峰より吹き下ろす寒気にさらし精製した自然食品である。容器に砕いた氷餅と砂糖を適当に入れて熱湯を注ぎ、良くかき回して溶け合ってから飲んでくれってな説明がついていた。
 で、そのとおりにしたらドロリと溶けた氷餅によって重湯みたいな液体が出来上がり(ところどころ溶け残ってプカプカ浮いていたけど)、それが甘いもんだから、以前沖縄の宮古島で見つけた懐かしの『飲む極上ライス「ミキ」』を思いだしてしまった。とても消化がいいんだそうである。
 信濃大町駅近くの「いーずら大町特産館」で税別700円で販売。1箱に2本の氷餅が入っている。

263: あぶらえみそ(高山)

 「あぶらえ」というのは山の実の一種だそうで、美術とは全く関係がないです。飛騨の「おかずみそ」の一種として、「糀みそ」にその「あぶらえ」なる山の実をブレンド。味噌の味は甘く、御飯のおかずの他、田楽にも使えるとのこと。
 まあまあの味ながら、なんか風味が今まで経験したことないものなんですけど、これが「あぶらえ」のせいなのか「糀みそ」のせいなのかということはわかりません。
 高山の飛騨物産館にて税込み470円。

{以上が、東京工業大学鉄道研究部の部誌には未発表の品々に関して新たに書いたものである。値段、販売場所等の現在の状況はわからないので注意されたい。}


指名手配中の迷産品(情報求む)・・・

※フーチバージュース(沖縄本島)
 ↑フーチバーってのは蓬のことだよ。
※長命草ジュース(波照間島・波照間空港)
 ↑店が開いてるのは極く短い時間だけ。
※ざざ虫(飯田線沿線)
 ↑川の岩肌にへばり付いとる、ゲジゲジみたいな虫らしい。
※かいこの蛹(松本)
 ↑缶詰になっているのを目撃。まだチャレンジできない品。
※ウツボ,アバサ,エラブウナギ,カメ,山羊の各料理(宮古島・平良)
 ↑全く謎。
※アイスこぶ茶(王子)
 ↑よく冷えたこぶ茶だそうで、煎餅も浮かんでいるらしい。
※ウツボの刺し身(四国)
 ↑スーパーで売ってておかしくない。(「干しうつぼ」だったら宍喰で勝負済み。)
※熊笹アイス(美幌峠)
 ↑やっぱり峠まで行かなきゃ買えんのかなあ?
※じゃがいもアイス(足寄,層雲峡)
 ↑足寄は駅の売店、層雲峡はユースで販売か?
※ぼけ防止煎餅(川棚温泉?)
 ↑小串駅では現在売っていない。隣の駅ならある?
※干し苺,干し梨(津山)
 ↑干してどうするそんな物!キオスクで販売か?
※とうもろこしアイス(層雲峡)
 ↑ユースにて、200円位で売っているそうだ。
※海亀料理(小笠原)
 ↑日和佐辺りでこんなもんやってたら、ただじゃ済まないぞ。
※ 阿波尾鶏(徳島)
 ↑デパートの食品売場で本当に売っていた。まだ食してない。
※マンボウの刺し身(仙台)
 ↑飲み屋のメニューにあったらしいが、季節限定。
※ういろう・ザ・ワールド(名古屋)
 ↑CD化されているコマーシャルソング?
※しいたけ羊羮(岐阜県内?)
 ↑鉄とは縁のないところで販売されているらしい。
※うなバーガー(星ケ丘)
 ↑「うなぎの宮田」で1日30個限定販売。
※ステブタ(筑前新宮)
 ↑駅のラーメン屋が作っている、中華風今川焼き。
※茶゛む(掛川)
 ↑簡潔明瞭。ヤマハリゾートつま恋の「こだわりっぱ」で販売?
※お魚アイス(高松)
 ↑「しなやカニ歌って」、「愛しのエビー」など種類豊富。
※ラジウムまんじゅう(恵那峡)
 ↑名前が危なそう。食欲をそそります(?)。
※たこの生姿焼せんべい(一色)
 ↑「ヤマ伍三矢商店」で1日30袋限定販売。
※UFOアイス(羽咋)
 ↑UFOの街「羽咋」には、他にも色々UFO商品が?
※チョコもち(名護)
 ↑これは流石に主食というよりお菓子でしょうねえ。
※泡盛チョコ(宜野湾)
 ↑いかにも酔っぱらいそうなチョコ。


付録:地域別迷産品一覧

[北海道]

01: ハッカ楊枝(北見)
25: 黒豆ドリンク(上川)
90: いかすみかりんとう(千歳空港)
91: 豆腐のカリントそば入り(せいわ温泉ルオント)
92: 歌うあめ(せいわ温泉ルオント)

[青森県]

12: 石炭(津軽五所川原)
180: 南部あめせんべい(野辺地)
181: でんぷんせんべい(野辺地)
213: にんにくあめ(野辺地)

[岩手県]

02: 山田生せんべい(宮古)
227: ビアンラルク(北上)
238: かわいペリーラ(平泉)

[秋田県]

27: 黒鉱饅頭(大館)
28: まるめろの缶詰(大館)
47: マルメロドリンク(大館)
182: 稲庭うどんせんべい(秋田)
184: はたはたパイ(羽後本庄)
196: いちじく羊羮(羽後本荘)
240: 豆富カステラ(横手)
242: ひまわりみそ(北上)
243: かわいブラックビーンズ(平泉)
244: ひっつみ(北上)

[宮城県]

36: 白木こけし(鳴子)
150: ひまわり愛すちゃん(松島海岸)
154: おとうふかまぼこ(松島海岸)
156: カニアイス(松島海岸)
157: さんまアイス(松島海岸)
183: どくまんじゅう(仙台)
226: 九重(仙台)

[山形県]

26: 千年どうふ(山寺)
54: 丹野の珍味街道(山形)
221: あぽんライス(酒田)
223: しょうゆの実(狩川)
224: アマランサス(狩川)
225: 紅花あめ(草薙温泉)
230: さくらんぼ羊かん(草薙温泉)
231: ラ・フランス羊かん(草薙温泉)
232: 紅花の種(草薙温泉)
233: さくらんぼ甘納豆(草薙温泉)
234: きくみそ(酒田)
236: 漬物せんべい(蔵王温泉)
237: 生豆腐うどん(酒田)
241: イオン豚ワインみそ漬(酒田)

[福島県]

155: カンカンブレッド(安達太良S・A)
207: 金塊羊羮(高玉金山)
208: びっきっ葉飴(会津田島)
209: またたび飴(会津田島)
210: マルメロのど飴(会津田島)
211: ぞうりぱん(会津田島)
212: 喜多方ラーメンせんべい(会津若松)

[群馬県]

42: くろほね木の芽まんじゅう(水沼)
43: 山菜まんじゅう(水沼)
45: たんぽぽ健康漬け(水沼)
52: 迷わくみそ(水沼)
81: ぺらぺらうどん(長瀞,水上など)
98: めぐすりの木(上野村)
113: 蜜姫かいどう(みなかみの森)
116: とうふのみそ漬(水上)
215: 手割りぶどう糖(横川S.A.)

[栃木県]

24: ALFALFA DRINK アルファエー(矢坂)
117: ちょぼまる忍法からくり餅(日光江戸村)
121: ドライ納豆(宇都宮)
125: 山ぶどう羊羮(通洞)
126: 野いちご羊羮(通洞)

[茨城県]

03: ガマの膏(筑波山)
61: 凍みこんにゃく(袋田)
62: こんにゃくスポンジ「小町」(袋田)

[埼玉県]

69: 奥秩父桑の雫(武州中川)
81: ぺらぺらうどん(長瀞,水上など)
83: 熊笹まんじゅう(長瀞)
86: とうふアイス(長瀞)
108: いもねェちゃん(川越)
111: さつまいもキャラメル(川越)
112: マンガ川越の歴史(川越)
219: 手延小江戸芋ラーメン(川越)
220: ライスクリーム(川越)
222: 焼いも飴(川越)

[東京都]

04: 溶岩糖(三宅島)
57: 南京玉すだれ(越後湯沢,深川)
66: もんじゃ焼せんべい(森下)
75: あげまん(門前仲町)
76: ライスサワー88(東銀座)
80: 君が代(皇居)
84: 万円サブレ(市ケ谷)
146: あした葉羊羮(八丈島空港)
160: メグスリ飴(高尾山口)
205: 元気ちゃんのたべるチャ(原宿)
228: ゆずコーヒー(河辺)
229: みかんコーヒー(河辺)
239: お米コーヒー(河辺)

[神奈川県]

35: 田螺の味噌煮(本厚木)
38: モロヘイヤ饅頭(湘南台)
49: 黒玉子(大湧谷)
58: のり羊羮(片瀬江ノ島)
60: 煙草煎餅(秦野)

[静岡県]

65: わさびソフト(音止の滝)
85: 珍味へそ(焼津,静岡)
153: 元祖マグロの眼玉TUNA愛(焼津)
162: 登呂火おこし器(登呂遺跡)
163: どくだみ煎餅(登呂遺跡)
186: 火打ち石(富士五合目)
235: 黒米羊かん(登呂遺跡)

[長野県]

37: わさびチョコレート(栂池)
40: くりジャム(長野)
41: そばぶっかき飴(長野)
46: あざみ(長野)
50: かんずり(長野)
55: 蜂の子大和煮(長野)
141: どくだみ十薬はちみつドリンク(道の駅信越さかえ)
166: わさびカステラ(松本)
214: 桑の実ジュース(軽井沢)
247: 山いもの砂糖漬け(信濃木崎)
248: ピーナツ甘納豆(上松)
249: ベビースター信州わさびそば(上松)
250: すいかカステラ(波田)
251: ビールっち漬(白馬)
252: 寒天蜂蜜(松本)
253: とっからこしょう味噌(信濃大町)
259: 納豆エキス「いのちの素」(信濃大町)
262: こおり餅(信濃大町)
263: あぶらえみそ(高山)

[新潟県]

44: ふきのとう羊羮(津南)
51: 山百合羊羮(津南)
53: またたび羊羮(津南)
57: 南京玉すだれ(越後湯沢,深川)
82: いかすみ煎餅(津南)
87: わかめもなか(両津)
88: パーシモンシャーベット(真野)
89: カモメのおやつ(佐渡汽船)
93: わかめ羊かん(両津)
94: コシヒカリみそ羊羮(小木)
97: こしひかりゼリー(小木)
114: 柿チョコ(越後湯沢)

[富山県]

39: 鮨蒲(魚津)
48: さくらんぼドリンク(電鉄富山)
68: こしひかりソフト(宇奈月)
70: たんぽぽ珈琲(宇奈月,欅平)
71: ポテト・かま(黒部平)
72: トーフリッチ(魚津)

[岐阜県]

05: 下呂の香り(下呂)
73: バタバタ茶(欅平)
127: フルーツパフェ鉛筆立て(郡上八幡)
128: 踊志るこ(郡上八幡)
129: 母袋燻りどうふ(郡上八幡)
164: 岩のりかりん糖(関ケ原鐘乳洞)
165: バイエルンのビールケーキ(リトルワールド)
179: 信長うつけ餅(岐阜)
245: 熊笹ようかん(平湯)
246: あぶりもち七味唐辛子(平湯)
254: すっぽんパワースナック(高山)
255: 朴葉包み味噌かすていら(高山)
256: 熊力ドリンク(平湯)
257: りんご羊羮(高山)
258: ラベンダーようかん(高山)

[愛知県]

95: ハンドメイドアイスクリーム木の実のなるころ[きなこ](浅間町)
96: 野菜せんべい(浅間町)
109: 甘口いちごスパゲティ(いりなか)
118: 田原姫 (「道の駅」伊良湖クリスタルポルト)
119: 電照菊えびせんべい(渥美“花の村”)
120: 岡女男面茶(「道の駅」伊良湖クリスタルポルト)
122: トマト羊羮(伊良湖フラワーパーク)
123: メロン羊羮(伊良湖フラワーパーク)
124: はすの実羊羮(伊良湖フラワーパーク)
136: 植田の大まんじゅう(植田)
218: すしピザ(塩釜口)

[三重県]

33: 松葉エキス飴(熊野市)
187: 烏龍茶「一獲千金」(おかげ横丁)
188: かきの手焼おせんべい「心」(おかげ横丁)
189: 真珠珈琲(賢島)
190: スナックパエリア(パルケエスパーニャ)
194: ビールキャンディー(鵜方)

[滋賀県]

167: ボーロもなか寶乃露(長浜)
168: まき菱(甲賀流忍術屋敷)
200: かきドリンク(賎ケ岳S.A.)

[大阪府]

06: もみじの天ぷら(箕面)
64: トラ焼(東梅田)
78: タイガース弁当(梅田)
79: とんかつ鮨(天神ノ森)
260: 熊の油(平湯)
261: 漬物ステーキ(高山)

[兵庫県]

139: 龍野の醤油饅頭(龍野西S.A.上り売店)

[和歌山県]

10: じゃばらドリンク(和歌山)
34: すだち(新宮)
169: うつぼ小明石煮(潮岬)

[岡山県]

56: アシタバホワイト(岡山)
132: 蜜桃(満奇洞)
133: トマトの味噌漬(満奇洞)
137: ごぼう羊羮(芳井町)
138: 桃しそ巻(吉備S.A.上り売店)
197: すずのこうす塩(上齊原村)
198: たきみずな佃煮(上齊原村)

[広島県]

67: 広島風お好み焼せんべい(宮島)
74: しゃもじ(宮島)
77: 棚からぼたもち(広島)
130: アイスミルク[清酒](戸河内)
131: 氷菓[ビール](戸河内)
134: くるみ甘納豆(帝釈峡)
161: 手造りパステルアイスクリーム[納豆](下祇園)

[島根県]

63: なすびジャム(美又温泉)
135: どじょう掬いまんじゅう(奥出雲おろちループ)
151: これはかんぴょうできたうどん。(奥出雲おろちループ)
152: これもかんぴょうでできたらーめん。(奥出雲おろちループ)

[鳥取県]

199: 二十世紀梨キャラメル(倉吉)
201: ながいもかまぼこ(三朝)
203: すいか漬け(三朝)

[山口県]

173: ふくちりせんべい(下松S.A.)

[香川県]

07: 孔雀の羽根(小豆島)
102: 魚せんべい(高松築港)

[徳島県]

99: やこめ(もみじ川温泉)
100: 四国酒菓金陵(大阪南港-徳島航路)
101: 氷柱羊羮(鷲敷町)
103: 青のり羊かん(日和佐)
104: Calカリン(海部)
105: チョコタコ(牟岐)
106: ひじきせんべい磯日和(牟岐)
107: ふしぎな珍味(もみじ川温泉)
110: 竹輪まんじゅう(徳島)
115: うつぼちんみ(宍喰)
140: きくいも漬(阿波池田)

[高知県]

08: 山椒餅(佐川)

[福岡県]

09: 成金饅頭(直方)

[大分県]

59: 血の池軟膏(別府・血の池地獄)

[長崎県]

11: ピーナッツ豆腐(深江)
143: 人参おとめ(松山町)
145: 本場長崎ちゃんぽんせんぺい (長崎)
149: 一口香(松山町)
158: 一揆ゆず(島原)
191: ビール水ようかん(雲仙)
192: 地ビール羊羮(雲仙)
193: ビールようかん(雲仙)
195: うにまん(壱岐)
206: 普賢岳噴火まんじゅう(島原外港)

[熊本県]

170: 草枕の旅(八代)
185: 竹の炭(通潤橋)
217: 糠ぞうきん(通潤橋)

[宮崎県]

142: うちわサボテン羊羮(サボテンハーブ園)
147: アロエ生ジュース(サボテンハーブ園)
148: サボテンステーキ(サボテンハーブ園)
159: むかでのり(飫肥)
171: びんた(南郷)
172: パッションフルーツようかん(南郷)
175: 綾ワイン羊羮(綾城)
176: お菓子な野菜(飫肥)
177: えんどう豆ようかん(綾城)
178: コッコちゃん削り(綾城)
202: なんじゃこらシュー(宮崎)
204: かおり米(高岡)
216: 棕梠ほうき(平和台公園)

[鹿児島県]

144: 鹿児島とんこつらーめんせんべい(垂水港)
174: うなぎ飴(鹿屋)

[沖縄県]

13: ゴーヤージュース(沖縄本島・首里)
14: ジーマミー豆腐(沖縄本島・首里)
15: ココナツジュース(沖縄本島・玉泉洞,石川町)
16: サボテンアイス(沖縄本島・ひめゆりパーク)
17: さとうきびジュース(沖縄本島・琉球村)
18: さとうきび(沖縄本島・那覇)
19: イリオモテヤマネコの手形(西表島・大原)
20: ミキ(宮古島・平良)
21: クバの葉もち(与那国島・久部良)
22: げんまい(沖縄本島・那覇)
23: ピィヤーシ(石垣島・離島桟橋)
29: 海ぶどう(宮古島・平良)
30: 黒糖玄米(宮古島・平良)
31: 黒糖ドリンク(宮古島・平良)
32: うるす(宮古島・平良)

斜体は前回の「迷産品ガイド(前編)」にて収録


迷産品ガイド(前編)
QDATトップ過去の作品を訪ねて迷産品ガイド(後編)カタログ「鉄っぽい本4」
Published on 1998/03/29 / Last updated on 1998/10/31
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