QDATサイト管理日誌

重野 誉敬

 2002年8月11日、コミックマーケット62(三日目)当日、私達QDAT のWWW サイトは独自ドメインqdat.jp へ移転しました。QDAT のサイトとしては四箇所目となりますが、これ以上無い程にわかりやすいドメインを取得した事により、今後サイトの移転は無いものと期待されています。

 QDAT はその成り立ちが理科系大学の鉄研にあるという関係上、設立当初からインターネットを積極的に活用しており、同人サークルとしても比較的古くからWWW サイトを作成している部類に入るものと思われます。

 WWW サイトの作成及び管理は当初は大海原洋が担当していましたが、2000年9月12日以降は重野が担当し現在に至っています。本稿では私がQDAT サイトの管理にあたり心掛けている事などを気ままに書いていこうかと思います。暫しの間、お付き合い下さい。

1. デザイン

 今年8月のqdat.jp への移転に伴い、サイトの各ページのデザインを一新しました。各 ページの左側に<table>で他のページへのメニューが表示されるという極めてありがちなデザインです。<table>でデザインするのは邪道と言われますが、管理人はスタイルシートなどはわかっていないのでこのようなhtmlの書き方をしています。html エディタは使わずにテキストエディタで手書き、文字コードは全てISO-2022-JP で統一しています。

 管理人は軽いページを好むので、ボタンなどで不必要な画像は使うなどといった事はしていません。色遣いが地味というのもあり、結果としてページの見た目はかなり地味なものとなっています。画像形式についてはjpegとgif を適材適所で使っています。世の中にはアンチgif などという人もいますが、私はそこまでこだわりません。また、今のところはpng も使っていません。また、イベント配布ペーパーや過去の作品の一部にはAdobe pdf を使っています。

 確認は主にMozilla 1.1(Windows)で、時々MSIE6.0 やOpera6.03 で確認しています。今はねすけ系ブラウザのシェアは5%程度とも言われているようで、昔からねすけ派の私としては寂しいところです。

2. 更新頻度

 基本的に気が向いた時に更新していますので、更新頻度にはかなりのムラがあります。 それでもイベントの当落通知が届いたらすぐに情報を掲載するようにはしています。これ に限らず、東京のりもの学会関連情報など速報性が求められるコンテンツについては情報 が判明し次第すぐに更新するようにしています。一方、何年も更新されないまま情報が古 くなっているページもあるというのが困ったあたりです。

3. 掲示板

 多くのサイトの例に漏れず、掲示板を設置しています。QDAT、東京のりもの学会それぞ れに掲示板を設置していますので二つの掲示板があります。最近流行のフロートスレッド 式はなく、新しい記事ほど上に表示されるだけの、ある意味古典的な、別に面白くもない スタイルです。

 この掲示板のCGI は管理人がPerl で自作した物であり、掲示板としては見た目は必要最低限の機能しかありません。敢えて言えば表示文字コードがISO-2022-JP という掲示板は珍しいように思われます。この他にもよくよく見てみると管理人の趣味に走ったギミックが仕組まれています。気が付いた方には笑える、かもしれません。このCGI もまた気が向いた時には改造して更に妖しい機能(謎)を組み込んだりもしています。

 QDAT の掲示板はQDAT の発行物などについてご自由にお書き下さいという事になっていますが、既に一年近く書き込みがありません(笑) メンバー自身が積極的に書き込む事も無く、単にあるだけで放置というような有様です。

 東京のりもの学会の掲示板は季節営業という感じであり、どうしても毎年春の開催の前後に書き込みが増えます。従って閑散期にはやっぱり数か月間書き込みが無いという開店休業状態となります。

4. ロボット対策

 今やgoogle に代表されるWWW 検索サービスを無視してサイトを運営する事は出来ないとさえ言えます。当サイトではトップディレクトリにrobots.txt を設置して検索に登録されたくないディレクトリへのロボットの侵入を防ぎ、更に必要に応じて個別のページでmeta タグによるインデックス禁止もしています。これらは「紳士協定」ですので、馬鹿なロボットはrobots.txt を無視して勝手に禁止ディレクトリに入り込んできやがったりします。こういった悪質なロボットに対してはApache のmod_rewrite を用いてUser-Agentやホスト名をサーバ側で判別し、馬鹿ロボットのアクセスを強制的かつ徹底的に排除しています。

5. アクセス状況

 少ないです(笑) 当サイトにはサイトのお約束の一つであるアクセスカウンタがありませんが、管理人の手抜きであると同時にアクセス数を晒すのも恥ずかしいからです。

 傾向としてはQDAT トップへのアクセスは少なく、東京のりもの学会トップへのアクセスの方が遙かに多いという事が挙げられます。なお、現在圧倒的にアクセスが多いのは東京のりもの学会のバナーです(笑) これは多数のサイトから直リンクされているためです。また、意外にアクセスが多いのが「過去の作品を訪ねて」内「迷産品ガイド」であり、QDAT トップへのアクセスを遙かに上回ります(笑) このページへのアクセスの大半は検索からであり、キーワードとしてはこの文中に登場する様々な語であり一口に紹介できるものではありませんが、かなり面白い傾向です。

おわりに

 以上、つれづれなるままに書いてきましたが、当サイト運営の裏側を垣間見られましたでしょうか。今後も同人活動の一部として無理の無い範囲内で管理・運営していければと 思っています。
原文のpdf版はこちら
QDATトップ過去の作品を訪ねてQDATサイト管理日誌カタログ「鉄っぽい本14」

Published on 2002/12/29 / Last updated on 2003/04/27
QDAT : qdat@qdat.jp